実家の片付けを今すぐ始めなければ後悔するかも?遺品整理業者による実例解説#実家の片付け#実家#片付け
実家の片付けをしなくちゃ・・・と思いつつもなかなか始められない、という現在進行中でお悩みのあなたの背中を全力で押します。
本記事では実家の片付けを今すぐ始めるべき理由をお伝えいたします。
遺品整理や生前整理、ゴミ屋敷の片付けを得意とする便利屋エムエーカンパニーが、実際の作業で感じた「実家の片付け問題点」などもご紹介いたします。
#断捨離 #整理整頓 #掃除 #生活改善 #ミニマリスト
目次
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実家の片付けが必要な理由とは
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実家に親が住んでいるけれど片付けが必要なパターン
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親が転居するから実家の片付けが必要なパターン
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空き家の実家を片付けなければいけないパターン
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今すぐ実家の片付けを始めることによって回避できるトラブルとは
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実家の引き渡しに間に合わない
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リフォームができない
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義理の親の遺品整理が辛い
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実家の片付けによるメリットと問題になりそうな点
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実家の片付けを今すぐすることで得られるメリット
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実家の片付けで問題になりそうな点
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実家の片付けが難しいと感じたら
実家の片付けが必要な理由とは
実家の片付けを今すぐ始めないといけないとどうして後悔してしまうのか、そのわけは「実家の片付けが必要な理由」にヒントがあります。
早速実家の片付けが必要な理由を挙げてみましょう。
ここでは大きく分けて3つのパターンで解説していきます。
実家に親が住んでいるけれど片付けが必要なパターン
まずは親が実家に住んでいるという状況についてですがこちらにもいくつかのパターンがあります。
- 両親とも元気に暮らしている
- 母か父かどちらか一人で暮らしている
- 両親とも介護が必要
- 両親のうちどちらかに介護が必要
- 介護が必要な親が一人で暮らしている
- 親と親族・関係者が住んでいる
どの状況によっても高齢の親に対して子供の不安はつきものです。
1と2の場合は、親が主体の片付けを進めることができるので、実家の片付けが必要と感じる場合にはできるだけ早くとりかかるべきです。
3、4、5の場合は介護を優先すべきですし、親が主体の片付けとはいえ肉体的に多くのサポートが必要なので時期を見ながらゆっくり取り掛かるのことが賢明です。
とはいえ、実家の片付けをすることによって介護の手間やストレスが軽減されることがあります。
介護整理、福祉整理などいくつかのネーミングがありますが、介護を必要とする人の環境を快適なスペースに整えるサービスが現在注目されています。
どのようなパターンでも、親が健在のうちに実家を片付けをすることには大きなメリットがあります。
では実際に、親が現在実家に住んでいて片付けが必要な理由を挙げていきます。
①実家がゴミ屋敷化している
最近、実家がゴミ屋敷化していて困っているという話をよく聞きます。
どのくらいのごみがあるとゴミ屋敷かと感じるかは人によって様々ですが、実家に物が多すぎると思っている人はとても多いです。
実家がゴミ屋敷化してしまう事によって、孫を連れてこれなかったり、家族で集まる場所がなかったり、実家に帰るのが億劫と感じてしまうなど、親だけでなくほかの家族にも影響を与えてしまっています。
また、ひどいゴミ屋敷の場合は実家の資産価値が著しく下がってしまうということもあります。
②生活スペースが狭い
ごみではなく大きな家具が多い為、生活するスペースが狭くなってしまうというケースもあります。
特に古い家の場合は収納が少ない為、大きなしっかりとしたタンスや棚がたくさん置かれていたりしますが、物を減らすことによってそれらが不要になることがあります。
③安全や健康が脅かされている
実は高齢者の日常的な事故(交通事故は除く)による救急搬送のうち8割は家庭内での転倒だといわれています。
この記事を読んでいる人の中にも、親が実家で転んだことをきっかけに片付けをしなくてはと思った人はいるはずです。
床に置いてあるものをなくす、コード類を壁にはわせる、物を高く積み上げないなど片付けをすることによって防げる事故があります。
また、食品などのものをため込んでしまう場合は、親の衛生面や健康も心配です。
実際、遺品整理では多くの賞味期限切れの食品があらゆるところから出てきます。
物質的に満足できない時代を経験しているしている高齢者の中には、物をストックしないと不安に感じたり、物を捨てることに罪悪感を感じる人が多いです。
④生活しずらそう
物が多いことによっていつも探し物をしていたり、ゆっくりくつろぐためのスペースがなかったりと、親が生活しずらそうなことを心配している人も多くいます。
不要なものを処分して、趣味やリラックスのための新しいスペースができれば、明るく前向きな気持ちになります。
⑤親が亡くなった後が大変そう
親がまだ健在なのにこんなことを考えるなんて不謹慎だ、と思う人もいるかもしれません。
しかし、ある調査では実家のある男女500人に実家のものを片付けたい理由を聞いたところ、「遺品整理が大変そうだから」と回答した人が95人と一番多かったのです。
今まで便利屋として多くの遺品整理に関わってきましたが、遺品整理には多くの肉体的労力と精神的な負担、時間を伴います。
わたしたち遺品整理のプロでしたらゴミの分類についての知識や処分をするルートなどを心得ていますが、家族だけで遺品整理をしようとするとかなりハードモードで臨まなければなりません。
プロに頼まなくても、不用品の処分やそれに伴うトラックのレンタルなど細々とした出費もかさみます。
自分で遺品整理をするしないに関わらず、親が元気なうちに少しでも物を減らしておくと、後々の負担は軽減することは間違いありません。
また、相続に関する書類や貴重品などの場所をまとめておくと、何かあったときに慌てる必要がなくなります。
⑥介護をしずらい
介護といっても様々な状況がありますが、ある程度身の回りのことができる状態ならば、片付けだけで介護をしやすい環境に整える事も可能です。
場合によっては寝室の場所やベッドの位置を変えるなど大掛かりな模様替えも必要になります。
現在親が実家で暮らしている場合でも、親が施設へ入所する、亡くなってしまうなどほかの2パターンへ変わってしまう事があるので、もしもの時のことを頭に入れておきましょう。
⑦貴重品などの場所がわからない
もしも親に何かあったときに、事前に大切な書類や貴重品の場所を家族で共有しておくことは大切なことです。
家の中にそのようなものがあちこち散らばっている場合は、ひとまとめにして大切に保管しましょう。
親が転居するから実家の片付けが必要なパターン
親が施設に入所したり家族の誰かと同居を始めるにあたって片付けが必要なパターンです。
施設の入所に伴う生前整理はエムエーカンパニーでも多くお手伝いさせていただきましたが、一人暮らしをしていた方が一軒家から施設へ移る場合はかなり多くのものを処分しなければなりません。
片付けが必要な理由をいくつか挙げていきます。
①転居先へ持っていく荷物を選別する
まずは転居先に何を持っていくのか選別していかなければなりません。
急な転居の場合はとりあえず身の回りのものを、となるでしょうが思い出の品やお気に入りのものなどじっくり選びたいものもあるでしょう
転居の片付けは探し物との戦いになることがあります。
物を少なくしておくと探し物が見つかりやすくなるというメリットがあります。
②親のうちどちらかが一人実家に残されてしまう
施設への入居の場合など、親のうちどちらかが実家で一人暮らしをすることになるパターンもあるでしょう。
その場合は一人でも安全に自立した生活を送られるよう家の中の環境を整えなおす必要が出てくるかもしれません。
③空き家になってしまう
弊社の場合で言うと、施設への入居に伴って実家が空き家になってしまう場合はすべての荷物を引き払うという方が多いです。
ひと先ず転居先に持っていくものだけを運び、あとは家の中を空にしてしまうというパターンです。
転居に伴う実家の片付けの場合は、いつまでに片付けなければいけないなど期日が決まっているパターンが多い為、片付け作業に時間がかけられないことが多いです。
また、親自身が転居の準備をすることができないという場合もあるかもしれません。
転居の話が話題に上がった時点から少しずつ片付けを始めておきましょう。
どのパターンにしろ、あらかじめ片付けをしておけば、転居の際に持っていく荷物や大切な持ち物も見つかりやすくなります。
空き家の実家を片付けなければいけないパターン
便利屋エムエーカンパニーの中でも一番多いご依頼が空き家の片付けです。
空き家の実家の片付けの場合は、すべての荷物を回収してほしいというご要望がほとんどです。
ではその理由をいくつか挙げてみます。
①売却や賃貸
このケースが一番多いです。
不動産売買は縁やタイミングによるところが大きいですから、全然反響がなかったのにもかかわらず急にとんとん拍子で話が進んでしまう事もあります。
また、これから売却や賃貸に出すので内見の際に生活感が出ないように実家の荷物を全部片付けたいという方もいらっしゃいます。
②精神的ストレス
こちらのご相談もとても多いです。
長年空き家にしていた実家の片付けを後回しにしていたパターンです。
片付けなくちゃと常に頭の片隅には思っていたけれどなかなか手が付けられなかったという人が多いです。
片付けが終わると「長年のストレスから解放されました!」と明るく前向きなコメントをいただきます。
③防犯
わたしたち片付けのプロは町中を歩いていて空き家かどうか外観の雰囲気でわかります。
きっとそれは泥棒業界においても一緒ではないでしょうか?
また、片付け作業をしていると「この家は3年くらい空き家だったのよ」なんて色々な情報を教えてくれる方に出会ったりします。
意外と周りの人は空き家かどうか知っています。
長く空き家にすると家財の盗難にあったり放火や自然火災の危険も無視できません。
また、空き家を対象にした火災保険は一部に限られているの為、保険内容の再確認も忘れないようにしましょう。
今すぐ実家の片付けを始めることによって回避できるトラブルとは
ここまで読んでくださった方は、一日でも早く実家の片付けを始めたほうがいいということに気が付き始めているんではないでしょうか?
ここからは実家の片付けに関わる実際のトラブルについて解説していきます。
実家の引き渡しに間に合わない
実家の売却の引き渡しまでに片付けが終わらない!
このようなご相談がとても多いです。
売却されるご本人だけでなく、仲介してくださっている不動産屋さんからも「助けてください(涙)」とご連絡いただくことがあります。
こちらの記事では町田市の実家を自分で遺品整理する際の手順を細かく書いていますが、丸々1軒実家を片付けるには思っている以上の労力と時間が必要です。
不動産の売却の場合、一般的には契約をしてから決済(引き渡し)までは1カ月ほどかかります。
1カ月もあるならなんとか全部の荷物を片付けることができるだろうと家族で作業に取り掛かってはみたけれど全然片付かないというご相談が本当に多いです。
できる限りご要望に応えられるようほかのご予約を調整したり、スタッフやトラックの数を通常より増やして対応しますが、その分通常の料金よりも割増しになってしまう事があります。
売却の可能性がある場合は一日でもはやく片付けを始めることをお勧めします。
リフォームができない
実家で暮らす親が介護が必要になってしまったのでトイレや浴室を交換したり、廊下に手すりを付けたり、床をバリアフリーにしたりとリフォームをしたいのに物が多すぎてできないから、ひとまず不要なものをすべて引き取ってほしいというご相談です。
すぐに片付けられるくらいのものの量でしたら家族だけでも何とかなるかもしれませんが、ゴミ屋敷化した実家の場合はお手上げです。
現在元気な親でも、いつどうなるかなんてわかりません。
わたしの義母はリュウマチを患っています。
結婚したころはまだ症状も軽く、一緒に映画を見に行ったり食事に行ったりしていましたが、20年たった今、家の中ではほぼ車いすを使うようになってしまいました。
徐々に症状がひどくなり、家の中で転んだりして不安のある日常生活でしたが最終的には入院したことがきっかけとなりました。
親が元気なうちに実家を片付けておくのがいいに越したことはありません。
義理の親の遺品整理が辛い
最後に、親目線で後悔がないための事例をご紹介します。
弊社に女性から遺品整理のご相談があったので詳しいお話を聞いたところ、片付けをする場所は近所にあるご主人のご実家とのことでした。
両親が空き家になってからご主人と二人で少しずつ片付けをしていたそうです。
自分たち自身も高齢で、慣れない片付け作業を続けるのは肉体的にも大変なことだが、それよりも何よりも生前仲が悪かった義両親の家を片付けるということがとにかく苦しくてつらいと涙ながらにおっしゃいます。
いやだいやだと思いながらもご主人の手前だまって手伝いをしていたけれど、とうとう我慢ができなくなりご主人に心の内を打ち明け弊社に連絡してくださったようです。
もちろん奥様の気持ちも十分に理解できるのですが、お父様お母さまもこんな気持ちで子供夫婦が片付けをしているなんて、なんだか気の毒だなと何とも言えない気持ちになりました。
もしも手伝ってくれる家族がいるならば、自分が元気なうちに片づけをしておくのは大切なことかもしれません。
実家の片付けによるメリットと問題になりそうな点
ここまで実家の片付けを今すぐ始めたほうがいいと思う理由を実際の実例を交えながら解説しました。
実家の片付けをすることで得られるメリットと片付けをするうえで問題になりそうな点をまとめてみます。
実家の片付けを今すぐすることで得られるメリット
ここまで書いた内容をまとめると、実家の片付けをするとこんなにもメリットがあることがわかります。
- 家族が集まる機会が増える
- 資産価値を維持できる
- 家を広く使うことができる
- 親の安全に配慮できる
- 生活がしやすくなる
- 遺品整理が楽になる
- 介護がしやすくなる
- 貴重品の管理ができる
- 探しているものが見つかりやすくなる
- 転居の準備が楽になる
- 売却するときに楽になる
- 精神的ストレスから解放される
- 防犯上のリスクが軽減される
- すぐにリフォームができる
- 子世帯の負担が減る
いかがでしょうか。
今すぐ実家の片付けを始めてみませんか?
実家の片付けで問題になりそうな点
実家の片付けをするのは早ければ早いほどいいということは十分理解していただけたと思います。
では実際に片付けを進めていくうえで問題になるような点はどのようなことでしょうか?
わたしがお客様に伺ったお話の中からいくつかまとめてみます。
- 親が片付けを嫌がる
- 兄弟で意見が分かれる
- 罪悪感がある
- 時間がない
詳しく解説します。
親が片付けを嫌がる
これは実家の片付けあるあるかもしれません。
なかなか説得できなくて、施設に転居しているうちにこっそり片付けたいというご相談もちらほら伺います。
親が健在のうちは、片付けの主役はご両親です。
もしも嫌がる親をよそに無理やり始めてしまっても「勝手に捨てられた」「どこに何があるのかわからない」と後々トラブルになってしまいます。
なんとか説得を続けてみましょう。
こちらの記事で親を説得する方法などを詳しく解説しています。
兄弟で意見が分かれる
これもよくあるパターンです。
自分は一日でも早く片付けなくてはと思っているのにほかの兄弟は危機感を持っていなかったり、全然協力的ではなかったり。
時間や手間はもちろんですが、今は物を処分するのにお金がかかる時代ですから金銭的な負担も生じます。
とはいえ、親に対する思いは兄弟といえそれぞれ違いますから、お互いが納得するまで話し合いが必要になるでしょう。
罪悪感がある
実家を片付けることに対して親がまだ元気なのに亡くなった後のことを考えているようで申し訳なく思う人もいます。
あらためて財産や貴重品のことを聞くのは、お互いにとってあまり気持ちのいいものではないでしょう。
けれどより安全に前向きで明るい生活を今後も送ってもらうためには、早めに片付けをしたほうがいいことはもうお分かりだと思います。
親の為、しいては自分たち子世帯の為と割り切ってしまいましょう。
時間がない
子育てや仕事など、実家の片付けにかける時間を捻出するのは大変なことです。
欲張らずに少しずつ始めてみましょう。
最初は余計散らかってしまったかのように感じることもあるかもしれません。
けれど根気よく不用品の処分を続けていれば必ず終わりが来ます。
実家の片付けが難しいと感じたら
実家の片付けを自分でするのは無理だと感じたら、ぜひ便利屋エムエーカンパニーにご相談ください!
弊社は遺品整理や生前整理、空き家の片付けなどを得意とする便利屋です。
神奈川県相模原市が発行している「おくやみハンドブック」や東京度町田市が運営している「おくやみ手続きナビ」にも掲載されておりますので安心してお任せください。
実家の片付けの際には、力持ちの男性スタッフと遺品整理士・整理収納アドバイザーの資格を持った女性スタッフがお伺いいたします。
大きな家具の移動や処分、細かい収納のテクニックなどあらゆる面でお手伝いさせていただきます。
お見積りは無料ですのでお気額にご相談ください。