実家の片付けがうまくいかない人必見!成功させるための具体的ステップを解説
本記事では実家の片付けに取り組む上で必要となる具体的なステップや親を説得させるための方法について解説します。
目次
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実家の片付けを始める前の準備
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実家の片付けをするときにあると便利なもの
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実家の片付けをする前に心構えしておくこと
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実家の片付けを始めてみよう
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安全な生活導線を確保するための片付け
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親が片付けを嫌がっている場合にするべきこと
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実家の片付けを成功させる収納術
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収納は定位置を決めることが鉄則
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片付けやすい収納場所に配慮する
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実家の収納は見栄えよりもわかりやすさが大事
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実家を片付けるためのスケジューリング
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事前に片付けの内容をヒアリングしておくことが大事
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親の片付けスイッチを見極めながら休憩をいれる
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とにかく焦らないで余裕をもったスケジュールをたてる
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ごみの回収日を考慮したスケジュールをたてる
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実家の片付けではどのようなスペースを確保するべきか
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安全に配慮した部屋づくり
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衛生面に配慮した部屋づくり
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片付けによって空いた部屋の活用方法
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実家の片付けが自力では難しいと感じたら
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便利屋の片付けサービスを使うべき時
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便利屋の片付けサービスの選び方
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実家の片付けに困ったらエムエーカンパニーへ
実家の片付けを始める前の準備
片付けを始める前に揃えたいものや、心構えについて説明します。
実家の片付けをするときにあると便利なもの
実家の片付けを始める前に、必要な用具を準備することが重要です。
ここでは、効率的な片付けをサポートするための便利なツールをご紹介します。
- ごみ袋
- 軍手・マスク
- 段ボール
- 掃除用具
- メジャー
- 筆記用具
- 小さい箱
- ラベル
いかに詳しく解説します。
ごみ袋
実家の片付けを始めるとたくさんの不用品が出てくるかもしれません。
45リットルくらいのごみ袋を多めに用意しましょう。
洋服など90Lのごみ袋に入れてしまうとかなり重くなってしまうため、45Lくらいがちょうどいいです。
小さめの袋も用意しておくと、下着や写真などごみ袋に直接入れることで人の目に触れたくないようなものを処分するのに便利です。
軍手・マスク
大きな家具を移動したり、埃だらけの棚を整理するのに軍手があると安全に片付けができます。
わたしの場合でも、きれい好きな母が年をとり、掃除はしている様子ですがあちらこちらに埃がたまっています。
しゃがんで掃除することが億劫になったり、視力が衰え細かな埃に気づきにくくなっていたり、認知機能が落ちることでごみかどうかの判別が難しくなったりするようです。
実家の片付けをするときは埃対策のマスクも忘れずに用意しましょう。
段ボール
実家の片付けをしていると、たくさんの思い出が詰まったものも出てくるでしょう。
大切にとっておきたいものや、捨てるのを迷ってしまうようなものは段ボールに入れ大切に保管しておきましょう。
実家の片付けの際は、捨てたくないという親の思いも尊重しなければなりません。
段ボールに入れてきちんと保管しておくよ、という意思表示にもなります。
掃除用具
実家にあるものを使用しましょう。
それらを使用することで、掃除機のフィルターにごみが詰まっている、ほうきがバサバサできれいに掃けないなど掃除用具の不調や足りないものがわかるかもしれません。
メジャー
実家の片付けでは、とにかく安全な導線を作ることが大切です。
そのために大きな家具を移動させたりすることもあるかもしれません。
また、引き出しの中の小箱や仕切り用のオーガナイザーなどを用意するのにメジャーがあると安心です。
筆記用具
家具の配置や小箱を用意する際にはメジャーでは買ったものをメモしましょう。
また、実家の片付けの途中で気づいた問題点などもメモしておくと後で役立つかもしれません。
小さい箱
引き出しや戸棚の中は、使っている人がわかりやすいように分類しましょう。
文房具、予備の電池など細々したものは小さな箱やケースに入れてから収納してください。
実家に賞味期限の切れたお菓子やお茶や海苔の缶などがある場合は、それらの入れ物を活用してもいいかもしれません。
ラベル
実家の片付けでは見た目よりもわかりやすさを重視することが大切です。
ラベルシールに大きな文字で、収納しているものを書き込みましょう。
実家の片付けをする前に心構えしておくこと
実家の片付けに取り組む前に、心構えを持つことも重要です。
あなた自身は片付けたいのに、実家で生活している親が片付けに対して消極的な場合が多々あります。
また、片付け作業によって過去の思い出や感情が蘇り、あなた自身も作業を中断してしまうことがあるでしょう。
ここでは、実家の片付けに臨む上での心構えと、困難を乗り越えるためのアドバイスをご紹介します。
親が片付けに消極的な心情を理解する
まず何故片付けが嫌なのか、その理由を理解しましょう。
実家は長い年月を家族で過ごした場所であり、物とのつながりも深くなっています。
捨てることに対しての葛藤や、過去の思い出に囚われてしまうこともあるかもしれません。
高齢者の中には生まれ育った時代的背景によって、物を捨てることに強い抵抗があったり、物を溜め込もうとする思いが強い人もいます。
しかし、片付けが進まないままでは、実家の環境を整えることも難しくなります。
誤解を恐れずにいうならば、実家の片付けには物を処分せざるを得ません。
多くの空き家の片付けや遺品整理・生前整理に関わってきましたが、家の間取り、住んでいた人の数に対して物が多いと感じるお宅がほとんどです。
捨てたくないという親の心情を理解しつつ、お互いにとって安心した居住スペースを作れるよう、進めるペースを考えながら取り組んでください。
他の家族の考えも尊重する
また、他の家族とのコミュニケーションも大切です。
実家の片付けは、家族との協力や意見交換が必要な場面もあります。
片付け作業が家族と思い出を共有する素晴らしい時間になるかもしれません。
反対に、一人で突っ走ってしまう事によって、ほかの家族とギクシャクしてしまうなんてことも考えられます。
一人で抱え込まず、家族と共に作業を進めることで、助け合いながら進捗を出すことができます。
家族とのコミュニケーションを深める機会ともなりますので、ぜひ思い出話や感謝の気持ちを伝えながら進めてみてください。
自分自身の気持ちも大切に
実家の片付けは、物理的な整理だけでなく、心の整理も必要です。
自分自身も懐かしい物を見つけ、手がとまってしまうかもしれません。
困難を感じたときは、一度立ち止まり、自分の気持ちに向き合ってみてください。
適度に休憩を取りながら進め、一歩ずつ前進していきましょう。
実家の片付けを成功させるためには、心構えも大切ですので、心身ともにバランスを保ちながら取り組んでください。
実家の片付けを始めてみよう
ここからは実際の片付けに入ります。
どこから片づけたらいいのかわからない、片付けに親が積極的になってくれないなどのお悩みを解決します。
安全な生活導線を確保するための片付け
片付けをどこから初めてわからない、という人はまずは今現在の問題点を見つけましょう。
実家に暮らしている家族がどのようなことに困っているのか、または第三者から見てどこを改善する必要があるかを考えてみましょう。
平成27年から5年間の東京消防庁のデータによると、高齢者による日常生活における事故(交通事故を除く)の救急搬送のうち約8割が転んだことが原因だそうです。
さらに、そのうちの56%が自宅で転んでいます。
家庭内のどこで転んでいるのかというと
1位 | 寝室・居室 | 22,902人 |
2位 | 玄関・勝手口 | 3,187人 |
3位 | 廊下・縁側 | 2,342人 |
4位 | トイレ・洗面所 | 1,000人 |
5位 | 台所・ダイニング | 898人 |
(外部リンク:東京消防庁 救急搬送データから見る高齢者の事故)
となっています。
実家の状況や親の生活スタイルをよく観察して、今一番何が問題なのかをしっかり判断しましょう。
高齢者が家庭内で転ぶ原因としてよくあるケースが
- 電気コードにひっかかる
- カーペットにひっかかる
- 床に置いてある新聞や雑誌で滑る
- 靴の脱着でふらつく
- 段差を踏み外す
などです。
これらは
- 余分なコードは片付ける
- 必要なコードはなるべく壁に沿わせる
- めくれやすいカーペットは敷かない
- 床に落ちているものを片付ける
- 玄関になるべく余計なものを置かない
など片付けをすることによって防ぐことができることもあります。
次に実家の安全な導線を確保するために、何から始めればいいのかを解説します。
①床に物を置かない
一時的な「ちょっと置き」も含め床に物を置くのを極力減らしましょう。
カーペットやこたつなど、転ぶ原因になりそうなものの処分も検討してください。
まずは床に置いてあるものの片付けから取り掛かりましょう。
②物の定位置を決める
次に、物を探したりして余計な移動が必要なくなるように物の定位置を決めましょう。
ポイントは使う場所に置くということです。
リビングで使うものはリビングの中に、台所で使うものは台所に収納することが大切です。
③高い場所には物を置かない
確かここにあったはず・・・と高いところを探しているうちに転倒することもあります。
キッチンの上の収納など高い場所には物を置かない、と決めてしまうのも有効です。
日常的に使うものが高いところや手を伸ばさなければ届かない場所に置いてある場合は、すぐに置き場所を再検討しましょう。
④物を減らす
物を減らして使いたいものを見つかりやすくすることも大切です。
実家の片付けをしていると、戸棚から同じようなものが大量にでてくるというのはよくあるケースです。
必要以上のものがある場合は、家族や友人に配ったりリサイクルショップに持ち込むなどして極力物を減らしましょう。
安全な導線を確保するための片付けは、地震によって物が落ちてきたり、火災の防止などにも役立ちます。
どこから実家の片付けをしたらいいのかわからにときは、まずは安全が脅かされているところから取り掛かりましょう。
親が片付けを嫌がっている場合にするべきこと
実家の片付けで悩んでいる人に多い悩みのひとつに、親が片付けることを嫌がる、ということがあります。
あまり強く片付けを強要してしまうと、反発されてしまったり喧嘩をしてしまったりと、片付けを始めること自体が難しくなります。
このような場合はどう説得をするべきかを解説します。
①何のための片付けかを考える
まずは自分に向き合ってみましょう。
何のために実家を片付けるのかを考えてみることが大切です。
親が亡くなった後に片付けが大変そうだから
一人で暮らす親が心配だから
もっと快適な暮らしを手に入れてほしいから
様々な理由があると思います。
誰のために、何のために実家を片付けたいのかを考えることで、片付けに消極的な親へどのような説得をするべきかがわかってきます。
②最低限どこまで片付けをしたいかを決めておく
何のための片付けなのかを考えたうえで、最低限ここまでやっておきたいというボーダーラインを頭に入れておきましょう。
事故や火災の心配をしているのならば、そのための安全対策をする。
親が亡くなった後のことが不安ならば、貴重品のみまとめておく。
など、まずは最低限でもここまではやろう、という内容を具体的にイメージします。
段階的に少しずつ進めていこう、というくらいの心の余裕も大切です。
③なぜ片付けに消極的なのか、具体的に考える
先ほども書きましたが、なぜ親が実家の片付けに消極的なのか、その理由を考え寄り添うことも必要です。
いくつか例を挙げてみますので、ご自身の親のケースに当てはめて考えてみてください。
- そもそも片付けが好きではない
- 物を捨てると損をする気持ちになる
- ストックがないと不安になる
- もらったものを捨てられない
- 思い出が詰まっているから捨てたくない
- 生前整理のようで気分が悪い
- 片付けを考えることが面倒
- 体力的に片付けが億劫
- 今あるものに対する執着が強い
- 自分以外の人に家の中をいじられるのが嫌
- 現状のままでいいと思っている
- 全部必要なものだと思い込んでいる
- プライドを傷つけられたと思っている
④実家の片付け大原則を忘れない
実家を片付けるにあたって重要なことは、片付けの主導権は親にあるということです。
あくまでも、実家で暮らしている親が片付けの主役です。
「これは必要なさそうだから捨てておくね」と捨てるものを勝手に決めてしまったり、物を勝手に移動させたりしてしまうと、のちのち「勝手に捨てられた」「どこに何があるのかわからない」などお互いのなかにしこりができてしまう事もあるかもしれません。
「無理に捨てる必要はないから手伝わせて」というスタンスで話し合いに臨みましょう。
④自分の気持ちを素直に伝える
自分を含め、家族がどのようなことを心配したり不安に思っているのかを素直に伝えましょう。
親子だからこそイライラしてしまうような場面もあるかもしれません。
けれど親子だからこそ、どれだけ今の現状に危機感を持っているのかを冷静に話してみましょう。
⑤具体的な目標を立てる
もしもそれでも親が乗り気ではない時は具体的な目標を家族でたててもいいかもしれません。
きれいになったらみんなで家族写真を撮ろう
家族で実家に集まってちょっと豪華な食事会を開こう
この部屋を片付けて趣味の部屋にしてみよう
お友達を呼んでみたら
など、ご褒美的な要素のある目標を考えてみましょう。
実家の片付けを成功させる収納術
物が多いせいではなく、収納が上手くないから部屋が散らかるというケースもあります。
収納上手になるためのヒントをご紹介します。
収納は定位置を決めることが鉄則
空き家の整理をしていると、家の中からハサミが十個以上も出てくるなんてことがよくあります。
ハサミって意外と使用用途が高い文房具ですよね。
洋服のタグを切ったり、封筒の封を切ったり、調理中に使ったりと家のあらゆるところにあると便利なアイテムです。
けれど、家の部屋数以上の数のハサミが出てくる、なんてことがしょっちゅうあります。
どこにしまったのか忘れてしまって「ハサミがないから新しいのを買ってこよう」となるわけです。
ハサミ以外にも多いのがタッパー類です。
キッチンの中のあらゆる引き出しからタッパーがでてきます。
このように、物の全体の量がわからず買い足してしまって物が溢れてしまうケースがとても多いです。
ハサミのようにいろいろな部屋で使うようなものは各部屋に一つずつ置けば十分なはず。
ただ、ハサミを置いた場所を忘れてしまうから買い足す羽目になってしまうのです。
タッパーの場合は、キッチンの中でもどこの引き出しに置いてあるのかをきちんと決めておけば、タッパーをどのくらい持っているかがわかるはずです。
このように、収納は片付ける定位置を決めるのが鉄則です。
定位置を決める際には、かならず使う場所にすることも大切なポイントです。
片付けやすい収納場所に配慮する
散らかりやすい実家の収納では片付けやすさも大事な要素です。
足腰が弱くなってくると膝を曲げてやしゃがむという動作がしずらくなります。
かといって、膝を曲げずに下のものをとろうとすると腰が痛くなったり、バランスを崩して転倒してしまうかもしれません。
同様に手を伸ばさなければ届かないような場所や、台に乗らなければ見えないような奥行きのある収納の場合も転倒のリスクがあります。
日常的によく使うものは腰から目線の高さくらいの場所に収納するようにしましょう。
収納は無理に詰め込むものではありません。
食器棚やタンスの中にスカスカの場所があってもいいのです。
実家の収納は見栄えよりもわかりやすさが大事
実家の片付けを成功させるためにはわかりやすい収納を心がけましょう。
例えばキッチンの引き出しの中はケースで区切ってアイテムごとにまとめましょう。
よく空き家の片付けをしていると食器棚の中に蓋つきのお菓子の缶やタッパーに細かい物が乱雑に入っていることがあります。
最初のころはケースごとにアイテムを分けていても、何をどのケースに入れたかわからなくなってしまい、同じようなケースがいくつも棚の中に増えてしまうのです。
蓋つきのケースであっても蓋は不要です。
引き出しを開けたときに一目瞭然、片付ける時にもわかりやすい収納がベストです。
蓋を開けるひと手間を省いてください。
クローゼットや押し入れも同様に、同じアイテムをまとめて透明の収納ケースなどに入れてから片づけましょう。
大きめの文字で中に入れたものを書いたラベルを貼っておくのもおすすめです。
実家を片付けるためのスケジューリング
せっかく親が片付けをする気になったのに、もう二度と片付けはやらない!なんてことになったら大変です。
心に余裕をもってスケジューリングをしましょう。
事前に片付けの内容をヒアリングしておくことが大事
必要か必要ではないか、この選択をし続けるのに思った以上の集中力を要します。
基本的には「必要だと思ってとっておいているもの」だからです。
作業を始める前に、さりげなくどんなものを大切に思っているのか、どんなことに不便を感じているのかをヒアリングしておきましょう。
作業を始めてから親が判断に迷ったときに、そっと背中を押してあげられるような言葉が出てくるかもしれません。
親の片付けスイッチを見極めながら休憩をいれる
片付けを進めていると、片付けスイッチが発動する瞬間があります。
初めのころは処分するかしないかの判断が難しく思っていたのに、なんだか手放すことに快感を覚えたり、迷いなく判断できるようになったりし、片付けに勢いがついてくるのです。
片付けスイッチの正体はセロトニンとドーパミン。
実はこの二つのホルモンとオキシトシンをまとめて三大幸せホルモンといわれています。
セロトニンには、脳をリラックスさせイライラや恐怖、不安などを取り除いてくれる効果があり、集中力を要する片付けにもってこいのホルモンなのです。
セロトニンは一定のリズムで運動をすることによって分泌量が増加します。
実家の片付けはちょっとした反復運動のようなものですからセロトニン増加のチャンスです。
また、片付けが進んでくることで達成感を味わうことができます。
この達成感や爽快感を感じることでドーパミンが分泌されます。
ドーパミンにはやる気を生んだり集中力を高めたり、認知や運動など脳の中枢機能を調節する役割があります。
片付けスイッチが入ったら一気に作業を進め、スイッチが切れてしまったらすぐに休憩をとりましょう。
とにかく焦らないで余裕をもったスケジュールをたてる
高齢者にとって片付け作業は肉体的にも精神的にも重労働です。
とにかく焦らず、余裕をもったスケジュールを立てましょう。
わたしたち片付けのプロでも、一軒まるごとの荷物をすべて分別するのには数日かかります。
物の量や間取りにもよりますが、数カ月単位で目標をたてましょう。
片付けを始めると、最初のころは一見前よりも散らかってしまったかのような状態になりますが大丈夫。
コツコツと同じことを続けていれば必ずゴールが訪れます。
ごみの回収日を考慮したスケジュールをたてる
実家の片付けに勢いがついてくるとゴミの量もどんどん増えてきます。
ごみ袋を集積所に出すのも一苦労ですから、ゴミ出しを手伝える日もスケジュールに組んでおきましょう。
もしも実家とは違う地域にお住いの場合は、実家の自治体のごみの分別方法や収集日も事前に調べておきましょう。
実家の片付けではどのようなスペースを確保するべきか
片付けが終わった実家を安全かつ衛生的に保つ方法や空いたスペースの活用法をご紹介します。
安全に配慮した部屋づくり
大きな家具などがたくさんある場合は部屋のスペースが狭くなり、歩き回ることに不便さを感じてしまいます。
また、将来車いすを使うようになった時にも回転ができないなどの問題が出てきます。
実家の片付けをして物の量が減ったと感じたならば家具の必要性についても検討しましょう。
特に、入口付近や廊下など狭い場所には今後も物を置かないよう工夫が必要です。
玄関や入口など、「靴を脱ぐ」「ドアを開ける」などほかの動作が伴う場合は、何かと「ちょっと置き」をしがちです。
壁にフックを取り付けて鍵やカバンをぶら下げられるようにするなど壁収納も検討してみるといいかもしれません。
衛生面に配慮した部屋づくり
写真立てや置物など愛着のあるものを飾る場合には、最小限に抑えましょう。
置きっぱなしのものには思った以上に埃がたまります。
小さめの蓋つきの箱をいくつか用意し、そのなかに大切に保管しましょう。
食品など長期間ストックしておくことが衛生的に不向きなものは、在庫がどのくらいあるのかわかるような方法、場所に収納しましょう。
ストックがないことで不安を覚える方もいるのでやや小さめな箱を用意し、この中に入る分だけ買ってきてもOKとルールを決めてしまうのがおすすめです。
空き家の片付けをしていると同じ種類の調味料が大量に出てくることがよくあります。
調味料はひとまとめに収納し、残りの量がわかりやすいようにしておきましょう。
キッチンの戸棚の中にしまい込むのではなく、いろいろな調味料をすべてのせられるような調味料ラックを活用するのもおすすめです。
片付けによって空いた部屋の活用方法
片付けによって今まで物置部屋と化していた部屋がすっきり空き部屋になってしまう事もあるかもしれません。
そんな場合の活用法をご紹介します。
お悩み物保管部屋
実家の片付けの際には処分するかどうか意見が食い違ったり、親自身がなかなか決心がつかないものもあるとおもいます。
そのようなものを置く「お悩み物保管部屋」を作ってしまうのもおすすめです。
趣味の部屋
もしも親に特別な趣味があるのならば、それらの道具を一つにまとめて趣味に没頭できる部屋を作るのもおすすめです。
わたしの母はステンドグラスづくりが趣味なのですが、家のあらゆるところにステンドグラスの板や照明が置かれており、地震時など危ないなと感じていたので、趣味部屋を作ってあげたいなと常日頃思っています。
実家の片付けが自力では難しいと感じたら
自力での片付けが難しいという方のための、便利屋の片付けサービスの活用法について解説します。
便利屋の片付けサービスを使うべき時
実家の片付けにあたって、便利屋の片付けサービスを活用するべき時もあります。
ここでは、便利屋の片付けサービスを使うべき時について解説します。
まず、時間や体力的な制約がある場合です。
実家の片付けは大変な作業であり、時間や体力を要します。
仕事や家事、子育てなどで忙しく時間が取れない場合や、高齢者や体力に自信のない方にとっては、便利屋の片付けサービスを利用することで、手間や労力を省くことができます。
また、専門的な知識や経験が必要な場合も便利屋の片付けサービスを活用すべきです。
特に特殊な物品や価値のある品々の整理や処分、遺品整理などは、プロのアドバイスやサポートが不可欠です。
専門知識を持った片付けのプロが適切な手順や方法を提供してくれます。
さらに、感情的なつながりや思い出が強く影響する場合も便利屋の片付けサービスが役立ちます。
実家の片付けには過去の思い出や感情が絡むこともあり、なかなか踏み出せない場合もあります。
便利屋の片付けサービスは、無理なく理解し、サポートしてくれる存在として、心の負担を軽減する助けとなるでしょう。
便利屋の片付けサービスの選び方
便利屋の片付けサービスを利用する際には、適切な便利屋を選ぶことも重要です。
ここでは、プロの片付けサービスの選び方について解説します。
まずは信頼性を確認しましょう。
便利屋の片付けサービスを選ぶにあたっては、信頼性や実績が重要です。
口コミや評価を調べることで、他の利用者の体験や感想を知ることができます。
また、資格や認定を持つプロを選ぶことで、安心して依頼をすることができます。
便利屋に騙されないための対処法を詳しく解説しています。
興味がある方はこちらの記事もぜひご覧ください。
参考記事:便利屋に騙された?!こんな経験を避けるための対処法
次に相性を考慮しましょう。
便利屋の片付けサービスのスタッフとはお互いのコミュニケーションが重要です。
相性や要望に合わせて作業を進めることができるかを確認しましょう。
柔軟な対応やコミュニケーション能力がある便利屋を選ぶことが、よりスムーズな片付け作業につながります。
さらに、料金やサービス内容を比較しましょう。便利屋の片付けサービスには、料金体系や提供されるサービス内容に違いがあります。
複数のサービスを比較し、自分の予算やニーズに合ったプランを選ぶことが大切です。
また、無料の見積もりや相談を利用して、自分の希望や要望に合ったサービスを提供してくれるのかも確認しましょう。
実家の片付けに困ったらエムエーカンパニーへ
実家の片付けに困ったらぜひエムエーカンパニーにご相談ください。
弊社は空き家の片付けや生前整理を得意とする便利屋です。
実家の片付けの際には整理収納アドバイザーの女性スタッフがお伺いいたしますので、不安なことや困っていることをぜひお聞かせください。
安全や衛生面に配慮しつつ、お母さまやお父様がより明るく前向きな生活ができるようお片付けをサポートいたします。