【相模原の遺品整理】費用はホームページではわかりません|失敗しない業者選びとは
遺品整理を検討し始めて、いくつかの業者のホームページを見てみると、
「費用は〇万円~と書いてあるけれど、結局いくらかかるのかよく分からない」
「追加料金を取られたらどうしよう」
「怖くて問い合わせまで踏み切れない」
こう感じる方は多いと思います。
実際、ホームページに掲載されている遺品整理の費用は、最低料金や目安金額が中心で、最終的な費用は見積もりを取らなければ分からないケースがほとんどです。
また、遺品整理の費用は“相場”が見えにくく、同じように見えるサービスでも、見積もりを取ると金額に差が出ます。
なぜ、ホームページの費用は似ているのに、見積もりでは金額に違いが出るのでしょうか。
実はこの“分かりにくさ”について、総務省が遺品整理サービスの実態調査を行っています。
この調査では、
- 遺品整理というサービスがどのような位置づけなのか
- どのような事業者が関わっているのか
- なぜ費用やサービスに差が出るのか
といった点が、客観的な事実として整理されています。
本記事では、総務省が行った遺品整理サービスの調査結果をもとに、遺品整理の費用が見積もり段階で変わる理由を、業界の仕組みから一つずつ解説します。
業者を比較する前に、まずは「なぜそうなるのか」を知ることで、納得のいく判断ができるようになるはずです。
さらには、では具体的にどのような業者に依頼をすればいいのか、様々な遺品整理のパターンに沿って適切な業者の選び方を解説します。
- 遺品整理業者選びで損をしたくない
- 遺品整理を業者に頼むことに不安を感じている
- まず業界の実態を知ってから動きたい
- なぜ費用や説明に差が出るのかを理解したい
- どの業者に頼むのが自分のケースに合うのか整理したい
こんなお悩みを持っている方はぜひ最後までご覧ください。
目次
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遺品整理とはどんなサービスなのか(総務省の定義)
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遺品整理は法律で明確に定義されたサービスではない
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遺品整理には専用の業法や国家資格が存在しない
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総務省の調査では「便宜的な定義」で遺品整理が整理されている
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総務省の調査対象は「遺品整理業者の一部」に限られている
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遺品整理は専門業者だけが行っているわけではない
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なぜホームページの料金目安は参考にならないのか
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遺品整理は見積もり費用をホームページに「〇〇万円~」としか書けない
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含まれているサービス・作業内容が業者によって異なる
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業者比較サイトやマッチングサービスも現地見積もりが必須
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遺品整理の見積もり費用が業者によって大きく変わる理由
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業者によって得意なことが異なる
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見積もりの考え方(積算方法)が業者ごとに違う
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遺品整理と一般廃棄物収集運搬許可の切っても切り離せない関係
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そもそも「一般廃棄物」とは何か
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一般廃棄物は「運ぶこと」にも許可が必要
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一般廃棄物の許可が取れない業者が大半という矛盾
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現場では「解釈と工夫」で対応しているのが実情
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遺品整理の「買取します」は得をしているとは限らない
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買取りした後の再販先は業者によって異なる
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有価物確保には労働力が必要不可欠
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「なんでも買い取ります!」という業者が得とは限らない
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遺品整理業者のホームページ上の料金表示で「わかること」と「わからないこと」
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遺品整理業者のホームページ上で「だいたい分かること」
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遺品整理業者のホームページ上で「わからないこと」
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「お任せパック」は追加料金必須
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追加費用が発生しやすい代表的なポイント
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ホームページ上の料金表示を参考にする際の問題点
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自分の遺品整理のケースにあった業者をどう選ぶか
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一般廃棄物収集運搬業者の場合
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リサイクルショップ・買取業者の場合
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ハウスクリーニング業者の場合
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冠婚葬祭業者の場合
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便利屋の場合
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自分に合った遺品整理業者を見極めるために
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見積もり時にここだけは確認しておくべき3点
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なぜエムエーカンパニーは「全てまとめて任せたい人」からご依頼されるのか
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エムエーカンパニーは「遺品整理全体」を前提に遺品整理を考えています
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見積もりは「あとから増えない」ことを重視しています
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買取を「売り」にしすぎない
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お客様の事情に配慮し、心情に寄り添うことを大切にしています
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遺品整理後の継続的なお付き合いを大切にしています
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「何から手を付けていいか分からない人」へ
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遺品整理とはどんなサービスなのか(総務省の定義)
遺品整理は、 ひとつの決まった形があるサービスではありません。
家の中の物を仕分けし、運び出し、処分し、
場合によっては買い取る。
このように、いくつもの作業がまとめて行われるサービスです。
総務省の調査でも、 遺品整理は「この仕事はこういう業種です」と法律で決まっているものではなく、
「実態を調べるために、いくつかの作業やサービスをまとめて“遺品整理”と呼ぶ」
と前提されています。
そんな背景から、遺品整理業者によって法律の捉え方やサービス内容の考え方に差が出やすく、結果として費用に差が出てしまうことがあるのです。
遺品整理は法律で明確に定義されたサービスではない
総務省の調査では冒頭に遺品整理サービスについて次のようにも述べています。
日本標準産業分類では「遺品整理サービス(業)」は独立した分類としても、特定の分類に含まれる産業の例示としても見当たらない。
また、遺品整理サービスに関して法令上定義しているものも見当たらない。
もちろん、いわゆる「業法」のようなものもない。
この日本標準産業分類というのは、総務省が定める国内のすべての経済活動を産業別に分類・整理するための統計基準のことを言います。
現時点での最も新しい分類は2023年7月に改訂されたものとなっています。
もちろん、誰も思いつかなかったような新たなビジネスモデルや成長産業は、既存の分類に収まらず後から追加や調整をされることがあります。
遺品整理という行為自体は、江戸時代には「形見分け」と呼ばれるなど、昔から当たり前のように行われてきました。
一方で、遺品整理を専門に扱う事業者が増え、市場規模が数千億円規模とも言われる現在においても、遺品整理は独立した産業として明確に位置づけられていません。
遺品整理には専用の業法や国家資格が存在しない
総務省の調査結果にもあるように、遺品整理そのものを直接規定する法令は存在せず、廃棄物処理法や古物営業法など、間接的に関わる法律があるにとどまっています。
廃棄物処理法は昭和45年に公布された法律ですが、当時は「実家を継がない」「実家が空き家になる」といった状況は今ほど一般的ではありませんでした。
そのため、現在の遺品整理を取り巻く状況と、制度との間にズレが生じているのが実情です。
なお、遺品整理そのものを「必ず行わなければならない」と定めた法律はありません。
しかし、相続人には財産の管理・処分に関する責任が生じ、相続放棄をしない限り、その責任から完全に離れることはできません。
実際に、当社にも相模原市だけでなく、神奈川県・東京都内で遺品整理に悩む方からの多くの相談が寄せられています。
空き家問題や高齢化といった社会的な背景を考えても、遺品整理への関心は以前より確実に高まっています。
それにもかかわらず、遺品整理そのものを直接定めた法律や制度は、いまだ整備されていないのが現状です。
また、「遺品整理士」「遺品査定士」「遺品供養士」など遺品整理に関する資格はいくつか存在しますが、いずれも国家資格ではなく民間の認定資格です。
そのため法的な拘束力はありません。
悪徳な業者がいるので業者選びは大切!
資格は、遺品整理に関する基本的な知識を学ぶ一助にはなりますが、実際の現場では、物量や状況、ご遺族の事情などに応じた柔軟な判断や対応が求められます。
このように、遺品整理業は、制度や資格による厳密な枠組みが設けられていない分、参入しやすい側面を持つ一方で、事業者ごとの考え方や対応に違いが生まれやすい構造になっています。
総務省の調査では「便宜的な定義」で遺品整理が整理されている
このように、遺品整理には明確な法的定義や確立した概念が存在しないため、総務省の調査では、実態を把握するために次のような便宜的な定義が用いられています。
「遺品整理サービス」とは、
一般的に想定される「遺品整理」の役割を担う者が、
その役割の全部または一部について、
依頼者の求めに応じて、
依頼者に代わって、
又は依頼者を支援して行う役務を提供するサービスであると定義する
つまりこれは、 調査を進めるために、
- 遺品整理サービスとは、
- 遺品の整理や片付けについて、
- 依頼者の求めに応じて、
- 依頼者の代わりに行ったり、
- 一緒に進めたりするサービスのこと。
- 「こういうサービスを遺品整理として扱いましょう」 と共通の前提を定義した
という事です。
これは、遺品整理というサービスを法律的に位置づけるための定義ではなく、あくまでも調査を進めるうえで「一旦こういう共通認識としましょう」と決めたということになります。
この調査では、遺品整理サービスについて、 情報が十分に整理されていない現状を踏まえ、 特にトラブルになりやすい次の2点に注目して実態調査が行われました。
-
消費者との契約や料金は、実際どのように決められているのか
-
作業で出るごみを、事業者はどのように扱っているのか
つまりこの調査は、 「お金の話」と「ごみの話」という、 遺品整理で最も問題になりやすい部分を中心に、 サービスの実態を明らかにしようとしたものです。
なお、調査結果の取り扱いについては、次のように明確に記されています。
廃棄物処理法の用語法や解釈を踏まえた場合、 必ずしも適切ではないと評価され得るものを含んでいる。
本調査は事業の実態を把握することを目的としたものであり、 事業者の見解を紹介するにとどめ、 違法性等に関する事実認定や判断は行わない。
これは、遺品整理というサービスが制度上整理されきっていない現状を踏まえ、法的に正しいか、そうではないかを判断するのではなく、
「現場で実際にどのような対応が行われているのかを記録する」という立場を取っていることを意味します。
正直、業者として読むとドキッとする内容になっています。
「本当はみんなこうやっている」という部分まで、 かなり正直に書かれてるなという感想を持ちました。
法律的にグレーとされがちな対応についても、 建前ではなく、現場の実態としてまとめられています。
現場を知っている人間ほど納得できる内容だと感じています。
だからこそ、この調査は、遺品整理の現実を知るための貴重な資料であり、その内容を理解することは、依頼する側が業者を選ぶ際の判断材料にもなるはずです。
総務省の調査対象は「遺品整理業者の一部」に限られている
本調査では、北海道から沖縄までの全国各地の69事業者が対象となっています。
調査対象となったのは
遺品整理サービスに関する団体の加盟事業者一覧に掲載されている事業者で協力を得られた事業者や、
調査に協力を得られた市町村から紹介を受けた事業者
とされています。
文脈や補足事項を見る限り、ここでいう「遺品整理サービスに関する団体」とは、遺品整理士認定協会を指していると考えてよさそうです。
この点は、実態にかなり即した調査とはいえ、調査結果を読むうえで一つ押さえておきたいポイントです。
この調査で対象になっているのは、遺品整理についてお金や自分の時間を使ってある程度学んだ人が関わっている、もしくは団体や行政と何らかのつながりを持っている事業者です。
遺品整理は、参入のハードルが低い業種です。
実際には、こうした団体に所属していない事業者や、市町村から紹介されることのない事業者もたくさん存在します。
つまり、この調査結果は、
遺品整理業界全体の中でも、比較的「表に出てきている事業者」を中心に見た実態
と捉えるのが自然だと思います。
現場感覚として正直に言うと、実際の遺品整理の現場では、ここに書かれている以上に、事業者ごとの考え方や対応に大きな差があります。
消費生活センターには、遺品整理に関する相談や苦情が一定数寄せられており、契約内容や料金、作業内容をめぐるトラブルが実際に起きているのも事実です。
つまり、
「遺品整理業者なら、どこに頼んでも同じ」
「専門業者だから安心」
とは言い切れないのが現実です。
だからこそ、遺品整理を業者に依頼する際には、どの業者なら安心して任せられるのかを、事前に見極めることがとても重要になります。
遺品整理は専門業者だけが行っているわけではない
この調査対象の69事業者のうち、現在遺品整理専門事業としている業者は12事業者のみ。
それ以外の事業者は、次のような業種を本業、または並行事業として行いながら、サービスの一部として遺品整理を扱っています。
- 廃棄物処理業者
- ハウスクリーニング
- 道路貨物運送業
- 建設業
- 冠婚葬祭業
- 便利屋
- リサイクルショップ
- そのほか
と遺品整理とそのほかのサービスを扱っているというケースは調査対象事業者の多くを占めています。
これらの業種は、清掃、搬出、分別、解体、遺族対応など、遺品整理の作業工程の一部と親和性が高いものが多く、比較的相性のいい業種ということはある程度想像ができるかと思います。
このように、特別な許可や国家資格が必要とされていないため、既存の事業を活かしながら参入しやすい構造になっています。
その結果、同時に行っている事業の内容によって、
- 遺品整理の中で得意な工程
- 外注に頼らざるを得ない工程
- コストのかかり方
が事業者ごとに異なり、サービス内容や費用に差が生じやすくなっているのです。
なぜホームページの料金目安は参考にならないのか
さて、ここからが本題になります。
断言しますが、遺品整理にかかる料金はホームページに記載されている料金表をいくら細かく調べてもわかりません。
- 大体の予算感くらいはわかるはず
- 各業者の相場感だけでもつかみたい
そんな声が聞こえてきそうですが、残念ながら予算感・相場感さえ判断するのは難しいです。
A社とB社、ホームページに記載された料金表を見比べて、こっちのほうが安そうだとA社に決めたとしても、実際はB社のほうが全然安かった
そんなことが当たり前に起こるのです。
ここからは、なぜ遺品整理の費用はホームページの料金表が全く当てにならないのかについて解説します。
かなり遺品整理業界の裏側に迫った内容となっています。
ここでお話しする内容は「自分のケースにあった業者を探す」という意味ではとても重要な内容になっています。
ぜひ最後までご覧ください。
遺品整理は見積もり費用をホームページに「〇〇万円~」としか書けない
総務省の調査では、69事業者のうち55事業者がホームページやチラシに料金の目安を掲載していたとされています。
ちなみに下の図は、遺品整理や空き家の片付けを扱っている相模原市内の業者がホームページに掲載している料金目安をまとめたものになります。
総務省の調査の結果の通り、ほとんどの業者が「目安」としてホームページ上に料金を載せています。
一方で、あえて料金を記載しない事業者もいます。
その理由として、本調査では
- 搬出する荷物の量
- 立地条件
- 依頼者の事情
によって料金が様々であり、誤解を与えないためと書かれています。
この点について遺品整理業者の立場で補足すると、同じ間取り、平米数の家をくらべたところで、遺品の内容や量は必ず異なります。
物が多ければ多いほどスタッフの人数や片付けにかかる時間は増えますし、有価物が多い家と生活ごみが多い家とでは、ごみの処分料も大きく異なります。
また、大きな家具が1階に多い家と、2階に多い家、エレベーターのないマンションでは、同じものを搬出する場合でも作業労力は大きく異なります。
遺品の内容や量、トラックまでの搬出経路、依頼者が残してほしい物や考慮してほしいこと
遺品整理の現場は一軒一軒異なるため、間取りや単純な物の量だけでは価格の設定が不可能なのです。
さらに、遺品整理サービスには料金の公定・公認の仕組みが存在しないとも本調査で整理されています。
例えば家を借りたり買ったりする場合、不動産屋さんに払う仲介手数料は、法律によって上限が決められています。
大体は上限いっぱいに手数料が設定されている場合が多いですから、それよりも安ければ「得をした」と思うでしょう。
美容院をインターネットで探す場合も、料金表が載っており、ここは少し高いなと「自分の中の相場感」で判断することができます。
一方、遺品整理においては、ホームページの料金表を見たところで(もしくは見積書を提示されたとしても)、その金額が妥当かそうでないかの判断は難しいはずです。
つまり、社会全体で考えても遺品整理の料金相場や法的に決められた料金設定もないということになります。
結論として、ホームページではどうしても「〇万円~」「目安」 という書き方になりがちです。
当社の場合もホームページには「目安費用」として料金表を載せていますが、実際のところは
『しいて言えば』このくらいが実際に遺品整理をさせていただいた現場の平均値
という、とても曖昧な金額となっています。
この点については、こちらの記事にも詳しく書いているのでぜひご覧ください。
【参考記事:相模原の空き家片付けの費用相場|“○万円〜”の正体と、追加料金を避ける唯一の方法】
含まれているサービス・作業内容が業者によって異なる
遺品整理には、さまざまな工程が含まれます。
- 遺品の整理(分別)
- 搬出
- 処分
ここまでが、一般的に「遺品整理」と呼ばれる基本的な作業です。
しかし実際には、業者によってここに含まれる内容は大きく異なります。
たとえば、
- 買取が含まれている場合
- 清掃までが基本料金に含まれている場合
- 清掃や買取はすべてオプション扱いの場合
もあります。
さらに、庭の片付けや草刈り、リフォーム、特殊清掃など、業者独自のサービスを組み合わせて提供しているケースも少なくありません。
問題は、サービス内容だけでなく「作業のやり方」そのものも業者ごとに違うという点です。
たとえば、
- 大人数で一気に終わらせる業者
- 現場で細かく仕分けを行う業者
- いったんすべてを置き場に運び、後から仕分けする業者
といったように、同じ「遺品整理」でも進め方はまったく違います。
また、費用の考え方もさまざまで、
- 1チームあたりで料金を出す業者
- 作業人数×作業時間で計算する業者
- トラックの台数を基準にする業者
- 基本作業は安く、細かい作業はすべてオプション扱いの業者
など、前提が揃っていません。
こうした違いがあるため、
- 自分の家の遺品整理に、どの工程がどれくらい必要なのか
- ごみはどの程度出るのか
- 有価物はどのくらいあるのか
- 何人で、何日くらいかかるのか
といったことを、依頼者側が事前に正確に判断するのはほぼ不可能です。
その結果、
- このオプションは本当に必要なのか
- 付いていないサービスは後から追加されないのか
- オプションなしの業者だけど、この内容で妥当なのか
といった判断が、ホームページを見ただけではできないのです。
つまり、
「料金が分からない」のではなく、「何が含まれているのかが分からない」
これが、遺品整理の費用が分かりにくい一番の理由なのです。
業者比較サイトやマッチングサービスも現地見積もりが必須
「ホームページを見ても料金が分からないなら、マッチングサービスや業者比較サイトを使えばいいのでは?」
そう考える方も多いと思います。
実際、こうしたサービスでは、
- 家の広さ
- 部屋数
- 遺品の内容
- おおよその物量
などを入力すると、条件に合った業者を自動的に紹介してくれます。
一見すると、同じ条件で業者をマッチングしている、便利で公平な仕組みのように感じるかもしれません。
しかし、遺品整理の場合、この「事前入力」だけで料金を判断することは、現実的にはほぼできません。
なぜなら、前の章で書いた通り、
- 含まれているサービス内容
- 作業の進め方
- 仕分けの考え方
- ごみ・買取の扱い方
が、業者ごとに大きく異なるからです。
たとえば、同じ「タンス1竿」でも、
- 1階にあるのか、2階にあるのか
- 階段が狭いか、広いか
- そのままごみとして処分するのか
- 古い物だけを廃棄するのか
- すべて買取・再販対象として扱うのか
など、どう扱うかの判断は業者ごとにまったく違います。
さらに、
- 解体するか
- 搬出人数を何人かけるか
- クレーンなどが必要か
といった判断は、現地を見なければ分かりません。
つまり、マッチングサービスや比較サイトで入力する情報は、遺品整理の「ごく一部の条件」しか反映できていないのです。
入力フォームだけでは、
- どこまでが基本料金なのか
- 何がオプション扱いになるのか
- 当日追加料金が発生する可能性があるのか
といった重要なポイントまでは判断できません。
当社もいくつかのマッチングサイトに登録していますが、業者側の料金設定は
- タンス1竿 〇〇円
- 階数1階アップ ○○円
のようなおおざっぱな登録しかできず、そのタンスの材料や重さ、形状や古さなどタンス自体の状態に加え搬出経路などを実際の見積もりで確認する必要があります。
そのため、マッチングサービスや比較サイトを使った場合でも、
- 表示された金額はあくまで目安
- 実際の費用は現地見積もりで大きく変わる
というケースがほとんどです。
「比較したつもりだったのに、結局どこも見積もりを取らないと分からなかった」
という声が多いのは、この構造が理由です。
また、大きな問題点として、登録上の設定金額を安く設定することができてしまうという事です。
マッチングサイトで出たA社とB社。
A社のほうが安かったから見積もりをお願いしたけど、実際はB社のほうが安かったというケースはとても多いです。
マッチングサービスや比較サイト自体が悪いわけではありません。
問い合わせの段階で業者の対応スピードを確認したり、質問したことに誠実に答えてくれるかを確認することは大切なことです。
ただし、
「使えば正確な料金が分かる」 「そのまま契約できる」
と考えてしまうと、
かえって不安やギャップが大きくなってしまいます。
遺品整理の費用は、現地を見たうえで初めて決まるもの。
つまり、現地を確認してもらった上の事前の見積もりが必ず必要です。
ここを理解しておくことが、業者選びで後悔しないための大事なポイントです。
相模原の実家の片付けでお困りなら
まずはLINEで“現地見積り”をご依頼ください。
とりあえず見積もりだけ!
それでも全然かまいません。
遺品整理の見積もり費用が業者によって大きく変わる理由
ホームページ上では同じような料金目安なのに、実際に見積もりをしてもらうと料金に大きな違いが出ることがあります。
遺品整理のゴールは部屋の中(もしくは屋外も)を片付ける事です。
同じ作業をするのに、なぜこんなにも業者によって料金に違いが出るのでしょうか。
これではいくら相見積もりを取ったところで、もっと安い業者がいるんじゃないかと、いつまでたっても「損をしているかもしれない」という漠然とした不安はなくなりません。
ここでは、なぜ遺品整理は業者によって費用が変わってしまうのか、業界の裏側の事情についてさらに詳しく書いていきます。
業者によって得意なことが異なる
遺品整理の見積もりに差が出る最大の理由は、事業者ごとに「得意な分野」が異なるからです。
遺品整理は、「物を片付ける」だけの作業ではありません。
- 遺品の仕分け
- 不要物の排出
- 再利用できる物の判断
- ご遺族への配慮
- 法律や制度に沿った処理
こうした複数の工程が重なり合うサービスです。
どの工程を重視し、どこに強みを持っているかによって、見積もりの考え方や金額が大きく変わってきます。
冒頭で、遺品整理は様々な種類の事業者が派生的に遺品整理サービスを扱っていると説明しました。
例えば運送業を行っている業者は遺品の運搬が得意ですし、リサイクルショップを経営している業者は買い取り後に自社で再販することができます。
「事業面で得意」ということは、経費を抑えたり、ノウハウが確立されているということになります。
それならうちの遺品はほとんど廃棄する予定だから、廃棄物処理業者がやっている遺品整理サービスがよさそう。
こう思う方も知るかもしれません。
ところがこう単純な話でないところが遺品整理の難しさでもあるのです。
どのような事業者が自分のケースにマッチしているか、という話は後半で詳しく解説します。
参考記事:実家の片付けは業者が正解|やったら損する片付けと後悔しない進め方
見積もりの考え方(積算方法)が業者ごとに違う
突然ですがここで質問です。
皆さんは、このトラックに積まれた不用品の量を何と言って表しますか?
遺品整理では「物の量をはかる」ということが料金を決めるうえで大切だということは、何となく理解していただけるかと思います。
たとえば、見積もりの基準としてよく使われる「物量」一つをとっても、その測り方自体が業者ごとに違います。
【物量を「体積(㎥)」で見る業者と「重さ(t)」で見る業者】
同じ部屋、同じ量の遺品でも、
- 体積(㎥)を基準にする業者
- 重さ(トン)を基準にする業者
では、前提となる数字がまったく変わります。
たとえば、同じ家具でもその材料によって重さは大きく異なります。
タモやケヤキで作られている家具は頑丈なうえ重量は重くなります。
一方、桐や合板で作られたようなものは軽くなります。
大きな桐のタンスが何竿もあるような場合、体積で積算するか、それとも重さで積算するか、それによって見積もり金額に違いが出てしまうのです。
【トラック台数の考え方が違う】
また、物量を
- 何㎥あるか
- 何トンあるか
ではなく、「何トン車が何台必要か」で考える業者もいます。
トラックには、法律で積載できる上限が決まっています。
ただし、「1台あたりをどこまで積む前提で計算しているか」は、業者ごとに違います。
たとえば、
- 法定上限に近いところまで積む前提で計算する業者
- 安全面や作業効率を優先して、あらかじめ積載量を少なめに設定している業者
- 積み込みの技術や経験の差によって、結果的に多く積めない業者
など、考え方も技術レベルもさまざまです。
同じ物量でも、
- 「2トン車1台で済む」と判断する業者
- 「2トン車2台必要」と判断する業者
が出てくることも珍しくありません。
この時点で、見積もり金額にははっきりと差が出ます。
【一点ずつ計算する業者と、まとめて計算する業者】
また、不用品1点1点に処分費用を設定している業者もいます。
何年式の何インチのテレビはいくら、何人掛けのソファーはいくら、といったように処分費を積み上げていくケースです。
- 家具や家電を一点ずつ個別に料金設定している業者
- 不用品全体を重さや体積、トラックの台数でまとめて計算する業者
こうした積算方法の違いを見ると、「結局どっちのほうが安いの?」と思う方も多いかもしれません。
ですが、結論から言うと、どの積算方法が安いかを一概に比べることはできません。
【見積書に共通のルールは存在しない】
遺品整理の見積もり金額に差が出る最大の理由は、金額を算出する考え方(積算方法)が業者ごとに違うからです。
総務省の調査でも、次のように整理されています。
- 遺品整理サービスで共通して使われている見積書の様式は存在しない
- 「整理作業」「廃棄物処理」「車両費」「買取」などの項目はあるが、同じ項目名でも中身は事業者ごとに異なり得る
- 細かく積算する業者もいれば、「〇〇一式」とまとめる業者もある
- 人数や作業時間を重視する業者、物量やトラック台数を重視する業者など、見積もりの考え方が違う
つまり、同じ「見積書」という名前でも、計算の前提がそもそも揃っていないということです。
遺品整理の費用は、大きく分けると次の3つで構成されています。
- 不要になった物を処分する費用
- 運搬するための費用
- 作業にかかる人の労力(=人件費)
この3つの考え方が業者ごとに異なるため、同じ家・同じ遺品でも、見積もり金額に差が出ます。
【なぜ「どの方法が安いか」は決められないのか】
たとえば、
- タンス1点だけを処分したい
- 冷蔵庫1台だけを引き取ってほしい
といった単純なケースであれば、料金を比較する意味はあるでしょう。
しかし、遺品整理の現場ではそうはいきません。
実際の家の中には、
- 大きくて重い家具
- 軽いけれど数が多い日用品
- 分別や確認に時間がかかる物
- 買い取れる物と処分する物が混在している状態
が同時に存在します。
それぞれ1点1点を
「この物はこの業者が一番安い」
「こっちは別の業者に頼もう」
と振り分けることは、現実的に不可能です。
つまり遺品整理では、同じ家・同じ遺品であっても、
- 何を基準に計算するか
- どこに手間やコストをかけるか
という業者側の考え方によって、見積もり金額は大きく変わります。
これが、遺品整理の料金が「業者ごとにバラバラになる」最大の理由です。
だからこそ重要なのは、
- 自分の家にはどんな物がどれくらいあるのか
- どこに手間や労力がかかりそうか
- それをどんな考え方で整理し、費用に反映する業者なのか
を踏まえたうえで、現場全体をどう捉えている業者なのかを見ることです。
料金表や計算方法だけを比べても、自分のケースに合うかどうかは分かりません。
遺品整理の料金は、「高い・安い」ではなく、「その考え方が自分の状況に合っているかどうか」で決まるのです。
ホームページにはそのような細かい料金設定や考え方などは載っていません。
また、それを確認したところで、それらを業者選びの判断材料にすることは難しいです。
ですから、何度もお伝えしている通り、ホームページの料金表ではなく、現地を確認してもらったうえで見積りを出してもらうことが一番の安心につながります。
遺品整理と一般廃棄物収集運搬許可の切っても切り離せない関係
遺品整理を行ううえで、避けて通れないのが一般廃棄物の問題です。
遺品整理の工程の中で「ごみを処分する」ということは、大きな比重を担う部分だとはお分かりいただけると思います。
- 遺品の整理・分別
- 遺品の運搬(保管・リサイクル)
- 遺品の処分(ごみとして処分)
遺品を確認したり分別することも大変ですが、保管しないと判断したもののうちで、リサイクルができないようなものはすべて処分をしなくてはいけません。
このように、遺品整理ででた「不用品として処分する物」のことを一般廃棄物と呼びます。
実は遺品整理を業者に頼む場合は、大きな家具はもちろん、ちり紙1枚のように小さな細かいごみでも、これらを捨てるのに処分費が必要となります。
普段当たり前のように無料でごみを捨てているので、「なんで??」と不思議に思う方も多いかもしれません。
- 遺品の整理・分別 → 作業費
- 遺品の運搬 → 車両費
- 遺品の処分 → 処分費
家一軒まるごとの遺品整理となると、一般廃棄物の処分費は大きな比重となります。
ですから、この処分費をいかに下げるか、というのが業者側としても大きな課題となります。
また、お客様にとっても、一般廃棄物の処分をどう扱っている業者かというのは、業者を選ぶにあたりとても大切な要素となります。
そもそも「一般廃棄物」とは何か
「一般廃棄物」と聞いても、普段の生活で意識することはほとんどないかもしれません。
簡単に言うと、家庭から出るごみのことです。
- 家具
- 衣類
- 日用品
- 生活の中で不要になった物
これらは、法律上「一般廃棄物」として扱われます。
自治体のごみ収集で集められ処理されているごみは、すべてこの一般廃棄物にあたります。
「産業廃棄物」以外のごみ、というとわかりやすいかもしれません。
例えば相模原市でいう「一般ごみ」とは全く別の意味
事業で出たごみは産業廃棄物
家庭の中から出たごみは一般廃棄物
一般廃棄物は「運ぶこと」にも許可が必要
一般廃棄物は、ただ処分するだけでなく、トラックに積んで運ぶ行為そのものにも許可が必要です。
普段、自治体のごみ収集車が決まった曜日にごみを回収しているのは、市町村が許可した事業者だけが運搬できる仕組みになっているからです。
家庭ごみを自分で車に積んで処理施設に持ち込む場合は問題ありませんが、他人の家のごみを、事業としてトラックで運ぶには許可が必要になります。
家庭ごみを他人は運んではいけない|廃掃法第25条
家庭ごみを自分で運ぶ → 可能(※1)
家庭ごみを他人が営利目的で運ぶ → 不可(※2)
※1 自分で捨てる場合も清掃工場に持ち込む場合は有料になる場合も有り
※2 許可をもった業者のみ運ぶことができるこの点は、あまり知られていませんが、遺品整理を考えるうえでは非常に重要なポイントです。
一般廃棄物の許可が取れない業者が大半という矛盾
一方で、一般廃棄物収集運搬業の許可は、誰でも簡単に取得できるものではありません。
- 市町村ごとの許可制
- 新規参入が非常に難しい
- 実質的に枠が限られている
このため、総務省の調査結果でも示されているとおり、遺品整理を行っている事業者の多くは、一般廃棄物の許可を持っていません。
遺品整理では必ず一般廃棄物が発生するにもかかわらず、その処理を自社だけで完結できない事業者が大半、という構造的な矛盾が存在しています。
実際に、総務省の調査結果を見てみると、69事業者のうち35の事業者は一般廃廃棄物収集運搬の許可を持っていないと答えています。
正直なところ、実際の現場を知る立場でいうと、69事業者のうち約半数が一般廃棄物収集運搬の許可業者というのは実際の状況よりもかなり多いと感じます。
この調査対象事業者が、行政や遺品整理士認定協会から紹介された業者とのことで、現実と少し乖離があるのかもしれません。
当社がある相模原市でいうと、空き家の片付けや遺品整理をサービスとして扱っている事業者のうち、一般廃棄物居業者は 1割程度だと推測します。
- 相模原市の現時点での一廃15業者は83社
- そのうち遺品整理サービスを明示している業者は15社
遺品の整理や仕分けも含み、ワンストップで行ってくれる業者はさらに少ないと思います。
現場では「解釈と工夫」で対応しているのが実情
この矛盾の中で、現場の事業者はどうしているのかというと、実際には業者ごとに法律の解釈や工夫を重ねながら対応しています。
総務省の調査結果の回答によると
1. 依頼者に許可事業者を紹介する(または逆のパターン):18/35事業者
2. 自社から排出された廃棄物として、許可業者に依頼をする:14/35事業者
3. 廃棄物の処理は依頼者が自ら行う:3/35事業者
となっています。
これは簡単に言うと
1. は許可業者に遺品整理現場へ来てもらうパターン。
廃棄の依頼者は、遺品整理の依頼者本人ということになります。
2. はいろんなケースが想定されますが、例えば、廃棄物を依頼者から譲り受けたという体裁のもと、自社の所有物として一旦倉庫などに持ち帰り、業者が排出したものとして一廃業者へ廃棄の依頼をするパターン。
この場合、廃棄の依頼者は遺品整理業者になります。
3. はあくまでも依頼者の代理人として遺品整理業者が一般廃棄物処理施設に持ち込むパターン。
一応、廃棄の依頼者は遺品整理の依頼者という体を取っていますが、持ち込んでいるのは遺品整理業者となります。
先ほども書いたように、一般廃棄物は市内の家庭ごみをその本人(営利関係のない代理人)しか処分することができません。
例えば、相模原市内の家から出た家庭ごみは、その家に住んでいる人のみ、相模原市の清掃工場へ持ち込んで処分できるのです。
- 本人の代わりにお金をもらって処分する
- 横浜市にある遺品整理現場のごみを相模原市で処分する
というようなことは法律上、認められていません。
ここで重要なのは、どれが正しい・間違っているかを単純に決められる話ではないという点です。
法律上の解釈を厳密に突き詰めれば、2や3はグレー、あるいは黒と評価される可能性もあります。
しかし実際には、
- 想定されていないケースが多い
- 自治体ごとの運用差が大きい
- 現行法が今の遺品整理の実態に合っていない
といった理由から、現場では「違法かどうか」ではなく「どう解釈して工夫するか」という判断が先行しているのが実情です。
たとえばベッド一つでも、そのままの形で処分すれば一般廃棄物になりますが、解体してコイル部分を分けた場合、それを鉄くずとして産業廃棄物で出せるのかどうか。
このような判断は、法律上はっきりと線引きされているとは言い切れず、実際には自治体ごとの運用や解釈に委ねられている部分が多いのが現状です。
遺品整理の「買取します」は得をしているとは限らない
遺品整理を考え始めたとき、
「買い取りしてもらえたら、その分安くなるのでは?」
と思う方はとても多いと思います。
実際、遺品整理業者のホームページを見ると、
「なんでも買取ります!」
「買取強化中!」
といった言葉が目につきますし、 見積書に「買取金額」が書かれていれば、 「思ったより安く済んだ」と感じるのも自然なことです。
ですが、ここで一つ知っておいてほしいことがあります。
遺品整理における「買取」は、 必ずしも“得になる仕組み”とは限らないということです。
実は、遺品整理では多くの現場で何らかの形の「価値ある物」が発生しています。
ただし、
-
それを「買取」として表に出すのか
-
見積もりの中で調整するのか
-
そもそもどう扱うのか
は、業者ごとに考え方がまったく違います。
この章では、
-
なぜ「買取がある=安くなる」とは言い切れないのか
-
ホームページの買取アピールだけでは判断できない理由
-
見積もり金額にどう影響しているのか
を、現場の実情に沿って分かりやすく解説します。
買取りした後の再販先は業者によって異なる
遺品整理で「買取できます」と言われると、多くの方はその品物がそのままの形で商品として再販されるイメージを持つと思います。
たとえば、
このテーブルは有名なブランドなので、買取できますか?
というような質問は、実際によくあります。
自社でリサイクルショップも経営しているような業者だったら
「はい。買い取りできますよ。」
と答えてくれるかもしれません。
お客様から買い取ったテーブルを、そのまま再販する販路を持っているためです。
このように、遺品を買い取りする場合は、そこからさらに再販する出口を確保しなければいけません。
一方当社の場合は
「家具は買取できません。」
とお答えするケースがほとんどです。
けれど実際には、ほとんどの遺品整理現場で「買い取り」が発生しています。
実は一口に買取と言っても、業者ごとに想定している出口はまったく異なります。
たとえば、
- リサイクルショップや中古家具店への再販が得意な業者
- 自社で中古品販売をしている業者
- 海外輸出を前提にしている業者
- 金属・素材としてまとめて流す業者
など、考え方はさまざまです。
当社の場合でいうと、もちろん、そのまま売却したほうが利益が出る場合は「商品として買い取る」場合もあります。
けれど、現在の住宅事情や家具の低価格化を考えると、中古の家具の値が付きにくい、という現状があります。
ですから、現場の状況に応じて様々な方法を考慮しています。
先ほどのテーブルの話に戻りましょう。
商品として買い取りが難しい場合でも、素材(有価物)として買い取りができるケースがあります。
天板と鉄製の足部分を分解し、脚の部分を「鉄くず」としてスクラップ屋へ持ち込み買い取ってもらうのです。
テーブルをそのまま廃棄物として処分すると、天板と足を合わせた全体の重量(もしくは㎥)に対して処分量がかかります。
けれど、こうして鉄を有価物にすることによって、天板のみの重量で処分できることになります。
このように、鉄 はテーブルの脚のように大きなものからホッチキスの芯のように小さなものまで、有価物としてお金に換えることができるのです。
実際の現場で仕分けをしている様子
どのような方法で買い取りしたものをお金に換えるかは、それぞれの業者の経験や得意なことによって変わってきます。
商品として売ることが得意な業者の場合、わざわざ家具を分解して有価物として扱うことは、むしろ効率が悪くなります。
逆に、再販ルートを持たない業者の場合は、素材としての価値を見て分別・処理するほうが合理的なこともあります。
ではスクラップ屋で買い取ってもらった鉄は「買い取り」として見積書へ記載するか。
こう問われると、ほとんどのケースは見積書には載せていません。
次の章では、有価物の買い取り金額を見積書に載せられない理由について解説します。
有価物確保には労働力が必要不可欠
買取価格がわかりやすい「商品」としての買い取りと、いったいいくらになったのかわからない「素材」としての買い取りを比べると、買取価格が明記されているほうがお得な気がする。
そう思う方も多いかもしれません。
- 買取=商品としてそのまま再販
- 有価物=素材や部品として価値があるもの
お客様から見ると、どちらも「値段がつく」という点では同じに見えますが、業者側の扱いはまったく異なります。
商品としてそのまま売る場合は、どこへ持ち込んでお金に換えるか、壊れたり汚れていないか、ということが買い取り金額の判断材料となります。
一方、有価物として扱う場合には、分解する手間をかける価値があるかを現在の相場と照らし合わせて考える必要があります。
- 商品として売る → 状態・需要・販路が重要
- 有価物として扱う → 分解・分別の手間が必要
家の中を見渡すと、商品として買い取りをしてもらえそうなものは、そう多くはないと感じるはずです。
遺品整理のような、古い物が多い場合はなおさらでしょう。
けれど「有価物」という点で考えると、遺品整理現場には無数の有価物が存在します。
- リングノートのリング
- コイル入りマットレスのコイル
- タンスのビスや取手
どれも分解し、素材を分別する手間を惜しまなければ有価物を取り出すことができます。
けれど遺品すべてを分解し、有価物を確保するというのは現実的ではありません。
分解する労力と時間が必要だからです。
労力や時間が増えれば、作業費や人件費もあがります。
分解する労力と有価物の価値のバランスや、商品そのものの価値を適切に判断することによって、遺品整理費用を抑えることができるのです。
「なんでも買い取ります!」という業者が得とは限らない
「有価物を買い取ることができることをホームページに書けばいいのに」
「実際の有価物の値段を見積書に書いてほしい」
と思う方もいるかもしれません。
ですが、現実的にはそれは簡単ではありません。
-
その場ですべての素材価値を正確に積算するのは難しい
-
実際にいくらで売れるかは、排出先や相場次第
-
有価物の金額を前面に出すと、「こんなに業者が儲けているのか」と誤解を招くこともある
そのため多くの業者は、
- 買取として明確に扱える物だけを見積もりに反映する
- それ以外は、全体の作業費や処分費の中で調整する
という形を取っています。
このように「買い取り」を強調していない業者の場合でも
見積もりの中に“見えない形”で反映されているケースが多いのが実情です。
「買取を前面に出していない=価値を見ていない」
というわけではありません。
有価物は家の中にたくさんあるが、その分作業費が上がります。
その代わり、有価物を細かく仕分けをすることによってごみ処分費を抑えることができます。
一方、商品としての買い取りは金額の詳細もわかりやすく、1点ごとの買い取り金額も高いけれど、それ以外のものはごみ処分費がかかります。
どちらがいいかは、遺品の内容や量によるところが大きいです。
遺品の内容によってどのような業者を選ぶべきかは後程詳しく解説します。
とにかく、大切なことはホームページに「なんでも買取りします!」と謳っている業者が必ずしも一番得ではないという事です。
遺品整理業者のホームページ上の料金表示で「わかること」と「わからないこと」
当社がある相模原市の遺品整理業者10社のホームページに記載している料金について比較をしてみました。
料金の目安や表示形式を見てみると
「1K〇万円〜」
「お任せパック〇〇円」
「コミコミ料金で安心」
といった料金表示をよく見かけます。
ですが、正直なところホームページを見ただけで、最終的な費用まで正確に分かるケースはありません。
それは、業者が不親切だからでも、あなたの理解力が足りないからでもありません。
遺品整理というサービスの性質上、どうしても書けない部分があるからです。
ここでは
「ホームページ上で分かること」と
「ホームページでは分からないこと」
を整理します。
遺品整理業者のホームページ上で「だいたい分かること」
多くの業者のホームページから、次のような点は読み取れます。
- 対応しているサービス内容(遺品整理・空き家片付けなど)
- 作業の大まかな流れ
- 料金の目安(〇万円〜、〇〇パックなど)
- 買取や供養、清掃などのオプションがあるかどうか
- 無料見積もりかどうか
つまり、
「どんな業者か」「どんなサービスをやっているか」 「おおよその価格帯」
までは把握できます。
ここまでを知るためのものが、ホームページです。
遺品整理業者のホームページ上で「わからないこと」
一方で、次のような点は、ホームページをどれだけ読んでも分かりません。
- 自分が依頼する現場だと何が追加料金扱いになるのか
- 実際の処分費用
- 作業員はどういうケースに増員されるのか
- 追加費用が掛かる具体的な立地条件
- 物量が多い場合、どこから追加になるのか
- 「一式料金」にどこまでの作業を想定しているのか
ホームページ上では「誰でも共通する条件における」料金やサービスの内容はわかるかもしれません。
けれど「自分の場合」と主語を置き換えてみると、わからないことばかりです。
相模原市の遺品整理業者10社のホームページ表記より
一番の注意点として「記載していない=追加料金なし」ではないということです。
この表を見てわかるようにすべての項目において、ホームページ上の料金目安を見ただけでは実際の金額はわかりません。
「お任せパック」は追加料金必須
「お任せパック」「コミコミプラン」と書かれていると、一見、その金額だけで済むように感じるかもしれません。
ですが実際には、多くの場合、
- トラック1台分まで
- 〇㎥まで
- 作業時間〇時間まで
と運搬できるものの量や時間が決められています。
さらには
- 既定の量を超えたときの費用
- 追加料金が発生する品目
- 作業が終わらなかったときの対応
など不明な点も多いです。
極々遺品の量が少ない場合には、このようなプランはお得になるかもしれません。
けれど、一軒家まるごとのような相当量の遺品がある場合は、追加料金がかかる可能性が極めて高いと思います。
追加費用が発生しやすい代表的なポイント
ホームページの料金から変わりやすいのは、主に次の部分です。
- 廃棄物の処分費(ごみの量による変動)
- 作業員の増員(人数が増えた場合)
- 階段・長距離搬出・吊り下げなどの作業条件
- 仕分けや確認に時間がかかるケース
- 重量物の運搬・搬出
- 薬品やペンキなど処分が難しい物
これらは、現地を見なければ判断できない要素です。
逆に言えば、ホームページ上でここまで細かく金額を書いている業者はありません。
- 遺品の内容や状態
- 階段の幅や上り下りのしやすさ
- 室内からトラックまでの状況
などそれぞれの遺品整理現場によって細かい状況が異なるからです。
もしも
- かなり物量がある
- ピアノや金庫などの重量物がある
- 道路から玄関まで階段や坂がある
- 内容がわからない液体がある
- 大きな家具が2階にたくさんある
このような場合は当日の追加料金の可能性もしっかり確認しましょう。
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当日の追加料金は一切ありません。
ホームページ上の料金表示を参考にする際の問題点
ホームページに載っている料金を参考にする場合、一番問題となる点は
自分の家の場合、どんな作業工程が一般的ではなくて追加料金扱いになるのか
という点がわからないという点です。
遺品整理は一生のうち何度も経験することではありません。
友人や家族の体験談を聞いたところで、二つの物件を実際に見て比べてみることは不可能です。
体験談ということは、すでに家の中に物がない状態だからです。
つまり、
- 具体的な参考例が身近にない
- 相場がない
- 体験談を調べても自分の例との比較が難しい
ということになります。
ホームページ上の料金表示が、いかに参考にならない曖昧な金額かを理解していただけると思います。
ホームページは「入口」
正確な金額は「現地見積もり」で決まる
この前提を知っておくことが、
後悔しない遺品整理につながります。
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自分の遺品整理のケースにあった業者をどう選ぶか
ここまで読んでいただくと、
- 遺品整理の料金が業者ごとに大きく違う理由
- ホームページを見ただけでは金額が分からない理由
については、ある程度ご理解いただけたかと思います。
では次に出てくる疑問は、
「結局、うちはどの業者に頼めばいいの?」
という点ではないでしょうか。
遺品整理には、「どの業者が一番正しいか」という絶対的な答えはありません。
重要なのは、自分の状況に、どの業者の考え方や役割が合っているかです。
その視点で整理すると、次のようになります。
どの業者が向いているか(状況別整理表)
| 状況・重視したいこと | 向いている業者 | 理由・注意点 |
|---|---|---|
| とにかく費用を抑えたい/大量のごみが出る | 一般廃棄物収集運搬業者 | ごみを直接清掃工場へ搬入できるため処分コストは抑えやすい。一方で、仕分けや遺品への配慮は最低限になるケースが多い |
| 売れそうな物が多い/買取を重視したい | リサイクルショップ・買取業者 | 販売ルートと相場感が強み。買取額で安く見えることも。ただし、廃棄や全体整理は対応範囲に差がある |
| 作業後の見た目を重視したい | ハウスクリーニング業者 | 清掃の仕上がりは高品質。ただし、遺品の仕分けや廃棄処理は本来の専門外な場合がある |
| 精神的な配慮や丁寧な対応を重視したい | 冠婚葬祭業者 | ご遺族対応は安心感がある。一方で実作業は外部委託になることも多く、費用の内訳が分かりにくい場合がある |
| 一部の作業だけを頼みたい | 各専門業者 | 得意分野に限定すれば合理的。ただし全体の段取りや調整は依頼者側の負担になりやすい |
| 何から手を付けていいか分からない/まとめて任せたい | 便利屋 | 仕分け・搬出・清掃・他業者調整を一体で考えやすい。状況に応じて柔軟に組み立てられる |
ここからはいくつか具体的な業者の例をご紹介していきます。
一般廃棄物収集運搬業者の場合
一般廃棄物収集運搬業の許可を持つ事業者は、家庭から出るごみを直接清掃工場へ持ち込める立場にあります。
そのため、
- ごみの処分コストを抑えられる
- 排出ルートが明確
という点では非常に強みがあります。
一方で、仕分けや選別を前提としたサービスではないため、遺品を一つひとつ分けて扱うことは得意とは言えません。
結果として、
- 仕分けに時間をかけず
- まとめて「ごみ」として排出する
という対応になりやすく、単価は安く見えるものの、ごみとして排出される量は多くなる傾向があります。
また、遺品整理に求められる精神的な配慮や細かな対応については、サービス内容として含まれない場合もあります。
リサイクルショップ・買取業者の場合
リサイクルショップや買取業者は、「売れるものを見極める力」に強みがあります。
- 販売ルートを持っている
- 相場感がある
といった点から、価値のある物を見つけることは得意です。
一方で、
- ごみの排出
- 廃棄ルートの確保
- 細かな仕分け作業
については、専門外であるケースも少なくありません。
そのため、買取が前提になりやすく、「遺品全体をどう整理するか」という視点は事業者ごとに差が出ます。
ハウスクリーニング業者の場合
ハウスクリーニング業者は、作業後の室内をきれいに仕上げることに長けています。
遺品整理後の「見た目」を重視する場合には、心強い存在と言えるでしょう。
ただし、
- 仕分け
- 廃棄物の処理
- 排出方法の判断
は本来の専門分野ではありません。
そのため、遺品整理そのものよりも「その後の清掃」に重点が置かれる見積もりになることがあります。
冠婚葬祭業者の場合
冠婚葬祭業者は、ご遺族への対応や心情への配慮に長けています。
遺品整理を精神的な負担の大きい作業として捉え、寄り添った対応をしてくれる点は大きな強みです。
一方で、遺品整理には、
- 実務的なノウハウ
- 排出ルートの確保
- 物量に応じた作業設計
といった現場力も必要になります。
これらを外部業者に委ねる場合、その分コストが高くなり、見積もり費用にも影響が出てきます。
便利屋の場合
便利屋というと、 「いろいろなことを頼める業者」 というイメージを持たれがちですが、 実際の強みはそこではありません。
便利屋の本当の強みは、 さまざまな現場を経験してきていることにあります。
たとえば、
-
引越しの現場では
-
家具や家電を傷つけずに運ぶ技術
-
重い物・大きい物を安全に搬出する段取り
-
-
産業廃棄物の収集運搬を行っている業者であれば
-
どこの処分場が高いか
-
どこに持ち込めば処分費を抑えられるか
-
逆に、どこなら有価物として引き取ってもらえるか
-
-
日々さまざまなお客様や業者と関わるため
-
ご遺族とのコミュニケーション
-
状況を見て判断する力
-
-
古物商許可を持っていれば
-
買取ができる
-
商品として流せる販路を知っている
-
といったように、 一つひとつの作業の経験とツテを持っています。
遺品整理は、
-
仕分け
-
搬出
-
処分
-
買取
-
清掃
のどれか一つだけで完結する作業ではありません。
それぞれに専門業者は存在しますが、
「この現場では、どれをどう組み合わせるのが一番現実的か」
を考える必要があります。
便利屋は、 こうした複数の工程を 机上の理屈ではなく、実際の現場感覚で組み立てられる立場にあります。
だからこそ、
-
丁寧に時間をかけるべきところ
-
コストを優先して割り切るところ
-
他業者に任せたほうがいいところ
を見極めながら、 遺品整理全体を一つの作業として設計することができるのです。
その結果、
-
ご遺族の希望
-
物量や住環境
-
現実的な予算
を踏まえた、 「この現場に合った見積もり」を出しやすくなります。
これはほかの業種にはない大きなメリットだと考えています。
遺品整理でお困りなら
便利屋のエムエーカンパニーへ
20年の業歴による安心の遺品整理
無理な営業は一切ありません。
自分に合った遺品整理業者を見極めるために
遺品整理を依頼する際は、
- ホームページ上の料金の安さだけで判断しない
- 「この業者は何が得意で、何を前提にしているのか」を見る
- 自分の家の状況と照らし合わせて考える
ことがとても大切です。
「安いから正解」でも「専門業者だから安心」でもなく、
「自分の状況に合っているかどうか」
この視点を持てるようになると、見積もり金額の見え方も、業者の説明の受け取り方も大きく変わってきます。
見積もり時にここだけは確認しておくべき3点
ここまで読み進んでもらった皆さんには、どれだけ現地での見積りが大切かを十分に理解していただけたかと思います。
この章の最後に、これだけは見積もり時に確認しておくべきこと3点について解説します。
残念なことに当社のある相模原市でも遺品整理業に関する詐欺被害は絶えません。
多くの相談内容が相模原市や消費者センターのホームページに掲載されています。
そのなかでも一番多い料金トラブルが「追加料金」についてです。
遺品整理において、現地での見積りがとても重要だということはお判りいただけたかと思います。
けれど、きちんと見積もりを出したのにもかかわらず、作業後に「作業料」や「処分費」と称して高額な追加料金を請求されるというケースが報告されています。
このような被害にあわないためには、より具体的な状況を想定し、追加料金の可能性の有無を確認する必要があります。
以下の3点の確認事項は、実際の現場で特にトラブルの原因となりそうなことを想定しています。
料金トラブルに巻き込まれないためにも、この3点に関しては必ず業者に確認しましょう。
遺品整理の料金トラブルに遭わないための確認事項3つ
- 予定の日数で終わらなかった場合でも、無料ですべての遺品を処分してもらえるか。
- 見積もりよりもごみの処分量が多かった時に追加費用は発生するのか。
- 代金はいつ支払うのか。
①予定の日数(時間)で終わらなかった場合の対応
「予定よりも日数が増えた」
「想定したよりも人手が足りない」
このような理由で作業後に追加料金を請求されるというケースが発生しています。
予定の日程通りに遺品整理が終わらなかった場合の対応について事前に確認をしておきましょう。
大前提として、予定の日数で終わらない、ということはあってはならないことなのです。
「予定日で作業は完了します」と答える業者がほとんどだとは思います。
そのうえで、「超過分の作業費・人件費」が発生する可能性があると回答するような業者はやめておいたほうがいいでしょう。
業者の立場でいうと、スケジュール管理が甘かった自分の責任と反省し、お客様に頭を下げて謝罪するべきシチュエーションだと思います。
②見積書に記載されているよりもごみの量が多かった場合の追加費用
相模原市で報告されている遺品整理トラブルの中で一番多いのが「ごみの処分費」に関するものです。
実際のごみの量や処分費はお客さまにはわかりづらいものなので、悪意をもった業者ならばごまかすことができてしまうからです。
見積書の形式は業者によって異なりますが、廃棄物量として重さや体積、トラックの台数などが書かれている場合があります。
実際に作業をした際に、記載の廃棄物量よりも多かった場合に追加料金がかかるかどうか質問してみましょう。
誠実な業者であれば「追加費用はありません」と言い切ってくれるはずです。
実はこの質問、少し意地悪な質問になっています。
見積書に廃棄物の量は記載しているけれど、正確に測ったわけでなく目視による計測となります。
その数字自体が重要なのではなく「お客様が残してほしいもの以外すべてのごみの処分」を前提としなくてはいけません。
作業の途中で「見積書に記載しているごみの量はすべて処分しました。残りについては・・・」と説明したところで、それが真実かを証明することはとても難しいです。
この質問の回答で「追加費用が発生する」と答えたり、答えが曖昧な場合は慎重に検討すべきです。
③遺品整理代金を支払うタイミング
当社の場合でいうと、作業完了後にお客様が目視、遠方にお住いの場合は写真で確認した後にお支払いとなります。
ごみ屋敷のように廃棄物の量が極端に多い場合には、内金として事前に50%を頂戴することもあります。
遺品整理代金を支払うタイミングは業者によって異なります。
事前にいつ支払うのかを確認しておきましょう。
相模原市で報告されている料金トラブルの中で最も悪質なパターンが、ごみ処分の都度、料金が請求されるケースです。
どんどんトラックに積み込みそのたびに処分料を請求され、それを何度も繰り返されることによって、結果的に事前の見積もりよりもとても高額な金額を支払わされる、というものです。
小手先のテクニックで少量の荷物をトラックの荷台いっぱいに積んでいるように見せることは簡単です。
プロの業者であれば、残りの荷物がトラック何台分かある程度検討を付けることができます。
同時に、トラックの台数を多めに調整することは簡単にできてしまいます。
1台(もしくは1回)の運搬廃棄で5万円ですよ、と説明をしたうえで、荷台に満載に載せているように見せかけ、実際は少量ずつ積み、運搬の回数をかさましするという手法です。
このような処分都度払いの業者は
- 最初から騙すつもりの悪徳業者
- 経験値が少なく自信がない業者
のどちらかのパターンとなりますので注意しましょう。
なぜエムエーカンパニーは「全てまとめて任せたい人」からご依頼されるのか
ここまで見てきたとおり、遺品整理の料金や見積もりは、業者ごとの考え方や立ち位置によって大きく変わります。
- ごみ処分をどう考えるか
- 買取や有価物をどう扱うか
- どこまでを作業として含めるか
その違いが、見積もり金額や説明の仕方の違いとして表れているだけで、必ずしも「安い=良い」「高い=悪い」という話ではありません。
では、その中でエムエーカンパニーはどんな立ち位置の業者なのか。
ここでは、私たち自身の考え方を正直にお伝えします。
エムエーカンパニーは「遺品整理全体」を前提に遺品整理を考えています
私たちは、遺品整理を
「処分だけ」「買取だけ」「清掃だけ」
といった一部分の作業としては捉えていません。
- 何を残すのか
- 何を処分するのか
- どこに手間がかかりそうか
- どんな順番で進めるのが無理がないか
こうした現場全体の流れを一つの作業として考えています。
そのため、
- 仕分け
- 搬出
- 処分
- 清掃
- 他業者との調整
を切り分けて別々に考えるのではなく、
「この家の場合、どう組み立てるのが一番負担が少ないか」
という点を大切にしています。
お見積りにも、仕分けから簡易清掃まですべての作業費が含まれています。
また、遺品整理以外にも
- 庭の草刈りや剪定
- 防草シート施工
- カーポート撤去解体
- 水回りリフォーム
など、空き家を管理するうえで必要な様々なご要望に関しても自社で施工しています。
これらのサービスはオプション扱いとなりますが、遺品整理のお見積りに正確な金額として盛り込んでいますので、安心してご相談ください。
様々なサービスをワンストップで扱えるのは、固定の得意な作業を持たない「便利屋」としてのスキルを最大限に活かした方法です。
それぞれの工程で、現場にあった状況を正確に判断し、柔軟に対応できるのは便利屋ならではのメリットです。
見積もりは「あとから増えない」ことを重視しています
見積もりで、私たちが一番重視しているのは「あとから説明が変わらないこと」です。
遺品整理では、
- 作業を始めてから想定外の物が出てくる
- 現場条件によって手間が増える
- 判断に迷う物が後から見つかる
といったことが、どうしても起こります。
そのため私たちは、
- 現地で状況を細かく確認する
- 想定される作業や手間を最初から織り込む
- 後出しの追加料金が出にくい形で見積もる
ことを前提にしています。
ご提示したお見積りには
- 遺品の仕分け作業費
- ごみの処分費用
- 運搬費
などの基本的な費用はもちろん
- 特殊運搬・搬出費
- 重量物運搬・処分費
など一般的には追加料金として扱われるような作業に関しても、現地でしっかり確認し、お見積りに含んでいます。
- 見積もり時よりも物が増えている
- 見積もり時にあったものがなくなっている
- 追加のサービスを新たに依頼された
このように、現地で確認した状況と異なる場合以外では、追加料金は一切かかりません。
関連記事:料金について、弊社が大事にしている事
買取を「売り」にしすぎない
エムエーカンパニーでも、古物商として買取は行っています。
ただし、私たちは買取を前面に出すことはしていません。
理由はシンプルです。
- 買取が多いほど、仕分けの手間は増える
- 手間が増えれば、作業費も増える
- 有価物の価値が、そのまま値引きになるとは限らない
からです。
「何でも買い取ります」と言うことは簡単ですが、それが本当に依頼者にとって得になるかは、現場次第です。
相模原市を拠点に、東京都、神奈川県内で20年以上遺品整理に携わっていますので、神奈川近郊にリサイクルショップ、スクラップ屋をはじめとする多くの排出先に関するデータを保有しています。
そのため、
- 商品として売れる物
- 素材として扱う方が合理的な物
- 処分した方が早い物
を現場ごとに判断し、一番総額を抑えることができる方法を調整しています。
また、それと同時に買取りだけでなく、多数のごみ排出先データもあるため、遺品整理の場所や遺品の内容に合わせ、コストを抑えた廃棄が可能です。
この点も、一般廃棄物許可業者や買取専門業者とは異なるメリットとなります。
お客様の事情に配慮し、心情に寄り添うことを大切にしています
遺品整理を数多く扱っていると、いろいろなケースが存在します。
- とにかく早く整理する必要がある
- 遺品と向き合うことが辛いから手伝ってほしい
- 前向きになるために片付けたい
- 遠方に住んでいるから現地へ行くことができない
- 遺品を処分することに罪悪感を感じている
どんな状況でも、できる限りお客様の要望を叶えることが私たちの目標です。
ほぼすべてのお客様が、お問い合わせの段階で様々な不安や悩みを抱えています。
相模原市をはじめ、町田市や横浜市など神奈川県・東京都内の多くの方からご相談をいただいていますが、何から始めたらいいのかわからないと感じている人がほとんどです。
状況の整理を踏まえたご相談は無料ですので、是非お気軽にご相談ください。
遺品整理でお困りなら、
まずはLINEでご相談ください。
現地見積もりのみでも構いません。
ご相談・見積もりは無料です。
遺品整理後の継続的なお付き合いを大切にしています
当社はもともと遺品整理を含めた空き家の片付けを専門として開業しました。
たくさんのご依頼をいただくうちに、
- 隣の人から庭の草がはみ出ているとクレームが来た
- 空き家のまま放っておくのが心配
- 今後、空き家をどう活用したらいいかわからない
など、遺品整理後のご相談も多く寄せられました。
そのたびに
- 庭の草刈りや剪定
- 防草シート施工
- 室内外のサブスク管理
- リフォーム
など様々なサービスを展開してきました。
今では相模原市だけではなく、神奈川県・東京都内の多くのお客様から、空き家に関するお困りごとのご相談もいただき、継続的にご依頼していただいています。
「こんな時には誰にお願いしたらいいんだろう」
というような、小さなお困りごとでも相談していただける「御用聞き」のような存在が当社の目標です。
「何から手を付けていいか分からない人」へ
実際にご相談いただく方の多くは、
- 遺品整理が初めて
- 何が正解か分からない
- 比較しようにも基準が分からない
という状態です。
そうした方にとって、
- 業者を使い分ける
- 工程ごとに判断する
- 見積書を読み解く
のは、現実的ではありません。
エムエーカンパニーは、「まず状況を整理したい」という方に向けて、ご相談も受け付けています。
もし、
- 費用がどれだけかかるか分からなくて不安
- 業者選びで迷っている
- 何から相談すればいいか分からない
そんな段階であれば、まずは状況を聞かせてください。
「頼む」と決めてからでなくても、相談だけでももちろん構いません。
どうぞお気軽にご相談ください。
ホームページではわからないことこそ
現地でしか判断できません。
まずは無料で、現地の状況を
整理するところから始めませんか。