収納の工夫が盛りだくさん!4LDKまるごと1軒お片付け

query_builder 2021/07/19
残置物撤去 現場レポート
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本日のご依頼は、少し大きめの二階建て戸建ての1軒丸ごとお片付けです。

家が広いので、一見すると物が少ないように見えます。

なんとなく、お客様自身で片付けされたような形跡もみられます。

お、今回は少し楽なお片付けかな・・・

なんて思っていると、痛い目に合うパターンです。

引き出しやタンスの中にもきっちり物が詰まっているお宅の場合、家が大きくなるとどうしても全体的な物の量が多くなってしまいます。

現場で作業していると、物が多いお宅には大きく分けて2つのパターンがあるように感じます。

1つ目は、お片付けが苦手な方が住んでいらっしゃるパターンです。

これは皆さん想像しやすいかもしれませんね。

2つ目は、お片付けに対するこだわりが強い方が住んでいらっしゃるパターンです。

今回は、まさに後者のケース。

このような部屋全体の画像を見ても

お片付けに対するこだわりの強さって何?」

と、私の言っている意味がわからない方が多いかもしれませんね。

今回の現場は、整理収納アドバイザーの私自身もとても参考になった素晴らしいお宅でした。

作業中、何度も感動してしまう場面があったので、是非ご紹介させてください。

まずはこれ。

収納扉を開けると、どこも画像のように大小さまざまの小箱が置いてあります。

まさに、シンデレラフィット!

お手製の木製台も見えますね。

細かいものを収納する場合には、小箱はさらに進化しています。

仕切りを付けたうえに、箱の装飾まで!

さらに小箱の中もきちんと整理されています。

特に多かったのが、上の画像のようなトイレットペーパーの芯を使った小技です。

小箱にガサガサっと電池を入れるのはなく、トイレットペーパーの芯を使って電池を立てて収納しています。

細かいものは箱に放り込んだり、袋にまとめる、というパターンが多いのですが、こちらはご覧の通り。

ほとんどのものが立てて収納されています。

一目で何が入っているのかがわかり、とっても使いやすそうです。

トイレットペーパーの芯をただ輪切りにするだけでなく、底の部分もこんな風に凝っているんですよ。

この裏技は色々なところで使われていました。

こちらのケースにもトイレットペーパーの小技が使われています。

蓋を開けてみると・・・

こんな風にトイレットペーパーの芯が差し込まれています。

中にはドライバーが数本入っていました。

ほんのひと工夫だけど、こうすることによって確かに中のものが取り出しやすくなりますね。

こちらのトイレットペーパーの芯の使い方も秀逸!

思わず「すごーーい!」と唸ってしまいました。

半分に切って太さを変えたり、切り込みを入れたりして、ゴチャゴチャしがちなイヤホンを上手に収納しています。

ひも状のものを収納するのになかなかいいアイデアですね。

箱だけではなく、袋収納にも工夫がされています。

これ、どこが小技かわかりますか?

実はお手製の紐が付けられていたのです。

袋の中に段ボールが数枚入っています。

この紐をキュッと結べば中身がバラバラになったり広がることもありません。

こちらは紐で取っ手が取り付けられています。

ただの段ボール箱が、これだけで持ち運びが楽ちんなカゴに大変身です。

段ボールにはこんな工夫がされているものもありました。

小さなポケット付き!

これ、なかなか便利そうですよね。

段ボール箱自体も、ただ切ってあるだけじゃなく、切り口がちゃんと折り返されているんですよ。

段ボールの底に車輪を付けているものもありました。

奥行きのある納戸など、荷物が簡単に動かせると便利なシーンってありますよね。

その場合、車輪付きのワゴンや収納ケースなどを買ったりしますが、段ボール自体に車輪を付けるなんて目から鱗です。

話は冒頭に戻って。

収納のこだわりが強い場合も、物の量が多くなりがちです。

こちらのお宅の場合ですと、トイレットペーパーの芯がたくさんありそうだな、ということは想像できますよね。

このように、収納するための物を作る材料が大量にストックされていることがよくあります。

また、材料をまとめるためのグッズもまた大量にあったりします。

かなり個人的な感想ですが、収納に対するこだわりが強い人はものづくりが得意なことが多いように感じます。

そのため、裁縫や大工道具など趣味のための物も多いです。

(もちろん、これらもきれいにストックされています!)

こんな年代物のミシンを、大事に長い間使うというこだわりも。

こちらの家主様も、お裁縫が得意な方だったようです。

年代物と言えば、こちらの電子レンジ。

かなり古いものですが、なんだかお洒落!

というわけで、物が少なそうに見えるお宅でも、お片付けを始めてみるとそれなりの量の物がでてきます。

けれど、面白い収納の工夫をいくつも見る事ができ、楽しく作業させていただきました。

物が置きっぱなしの状態だと、家全体の様子があまりよくわかりませんが、物がなくなると

「こんなにいい家だったんだ!」

と、毎回感動してしまいます。

作業しているだけの私でさえこんなに感動するのですから、お客様が見たらどんなにびっくりするだろうか!

と考えながらお片付けを進めていきます。

残念ながら、片付けのご依頼は仲介業者さんに間に入っていただくケースが多く、ご依頼していただいたお客様自身にお会いできることがあまりありません。

なので、お荷物を片付けながら、どんなお客様かなと想像し、きれいになった家をご覧になってびっくりされている様子を妄想しています。

このブログでは、何度も書いているのですが・・・

家の中のものを撤去して片付ける、という結果ではなく、お客様にびっくりして感動していただきたい!という思いで作業をしています。

例えば、ご実家だったとしたら、小さい頃の思い出がよみがえったり。

ご家族で住まわれていたご自宅だったら、ここへ引っ越して来た時の懐かしい瞬間を思い出したり。

そんな『びっくり』をお客様に届けたいです。

ちょっとかっこいいことを書き過ぎましたね。

でも、そんな熱い思いをもって、一生懸命作業させていただきます。

今回も、たくさん勉強させていただきました。

 

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